ハンドカットログハウス建築日記

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ハンドカットログハウス建築&日記

土地選びについて②

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画像は少しデザインを施したアーチカット。その上部には、彫り物のアート作品があります。このログハウスは億を超える豪邸ですが・・・細部まで抜かりないですね。

 

 

では続きです。

 

私の場合ログハウスを建てることが目標なので、それに伴い土地に求める条件も多くありました。その条件は、先述した人工的な要素はもちろんのこと、自然環境要素も重視しました。また、ログハウスについて知識を得るとともに発生する条件もありました。

そこでおおいに参考になったのが、アラン・マッキー著、"エコロジカル ログビルディング" という本でした。

この本はおおむね、ログハウスを自分で建てる人のための心得を説いたものです。"誰でも、いつでも、年齢・体力は問わず、ログハウスは一人で建てることが出来る。"と。

また、その内容は加工方法のみならず、土地を選ぶ時、樹種を選ぶ時、間取りを考える時なども非常に参考になるものでした。

ここでは、土地選びに関連する項目だけを抜き出しておくと(原文そのままではない)、

①ログハウスを建てる場所は風が強くなく、日光から保護され、湿気が少なく、カビが生えない程度の風通しがよい場所を選ぶべきである。

②ログハウスを置く場所こそ、本当の意味で私たちの家であると思う。建物は人間が長くその場所にとどまるための手段に過ぎないのだ。

③建築場所を選んだ第一の理由は何か?人によって様々だが、その理由が何であれ、計画を進める上でその理由が中心に置かれるべきである。

④敷地内での建物の位置は、土地への影響、景観、日光、出入りのしやすさを考えて決める。

⑤もしできるなら、季節の変化に対応できるように、一年以上かけてそこへ通い、計画を練る。太陽の軌道、特に夏至冬至の太陽の高さを把握し、建物が日光を最も有効に使えるようにする。

⑥どの景色が自分にとって大事なのかを決め、家の位置を決める時に考慮する。横方向だけでなく、縦方向の眺めも考えてみる。

⑦建築地については、敷地内についてよく知っておく必要がある。土壌、木の位置、細かな傾斜、そこから見える景色、日光の当たり具合などである。

 

さらに、これ以外にも考慮したのは、ハザードマップ(地震、洪水、浸水、土砂崩れなど)、活火山の位置、地盤の良し悪し、標高地図、断層地図、風配図などです。

風配図はある地点でのある一定期間の風について、平均して風が吹いてくる方向と風の強さが分かります。環境省のホームページから見ることができます。

ちなみに私が検討している地域は年間を通して平均すると、北風が弱く吹いている、ということが分かりました。夏はこれを取り入れて涼しく過ごし、冬はこれを遮って暖かく過ごす工夫がいる、という事が分かりました。

 

では、実際にどのように土地選びを進めていったのかというと・・・

次のブログへ移ります。