ハンドカットログハウス建築日記

HAKUGINは静かに暮らしたい

ハンドカットログハウス建築&日記

現場経過報告10/22

 

この日は曇りのち雨模様。

 

現場には左官屋さん以外の車が一台停まっていました。

 

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現場を見ると建具まわりに青い養生テープが貼られていました。

左官屋さんに聞くと、別の車はコーキング屋さんだよ、とのこと。

コーキングとはログハウスのメンテナンスなどでも出てくる言葉ですが、ログの隙間を埋めるために伸縮性・弾力性のあるゴムみたいな素材を詰めることです。

(2020/10/24追記)

訂正、ログ材の間を埋めるのはチンキング、建具や水回りの設備の間を埋めるのはコーキングといいます。

この後の文章に出てくるコーキングは、チンキングと置き換えてください。

(追記ここまで)

建築時は大丈夫でも、セトリングが進んでログ材の間に隙間が出来る事があります。

コーキングは主に、建築後にできた隙間を埋めて、機密性を高めるために、ログの間に施工します。

なかには建築時にあらかじめコーキングした場合もあったようです。

ちなみにコーキングしたログ壁の画像がこちら。↓

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室内側の写真ですが、ログの間がコーキング材で白くなっているのがお分かりいただけると思います。

このログハウスはもちろん外部も同じようにコーキングされています。

最近のログハウスではあまり見かけませんが、少し前のログハウスはコーキングしたものも多いです。

最近行われなくなったのは、加工精度の向上でログ壁の隙間が出来にくくなったこともあると思いますが、コーキング材自体の性能によるところもあると思います。

コーキング材は弾力性があるので、コーキング処理した後にログ材どうしの隙間が狭くなることには対応出来ますが、間が更に開いた時にはバリっと剥がれてしまうことがあります。

そうすると結局隙間がまた出来ることになり、意味が無いです。

コーキング材が一部剥がれて隙間が出来たログハウスも見た事があります。

そして何回もコーキングする羽目になります。

このコーキング自体は、一般住宅でも建具まわりやトイレのまわりに行われているのではないでしょうか?

男性なら、男性用小便器で用を足している時に便器と壁の境目を見ると同様の仕様が確認出来ると思います。


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さてコーキング屋さんはこの日から作業開始。

まずは養生テープ貼りが大変ですね。

画像は養生テープ貼りが終わったところの拡大です。


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室内はというと、階段下部の踏板に開いた穴が気になっていましたが、今日見たら固定金具が付いていました。


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穴を覗き込んで拡大した画像がこちら。

大きめの金属ボルトです。


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さて、天井と左官屋さん用足場の間から吹き抜け部分の上を覗くと、何やら変化が。

縦に黒い棒が付いてます。


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階段を途中まで登り、足場の横からカメラを突っ込んで撮影したのがこちら。

二階の吹き抜け手すりに柵が取り付けられていました。

ただし、画像手前にある階段の手すりには黒い鉄棒が無いです。

同じ仕様で頼んでおいたのでC社に聞いてみたら、左官屋さん用足場があるのでまだ取り付けられない、とのこと。

後から同じ仕様となります。

また画像の奥の方にある、斜め天井と床の間の高さ20cmくらいの垂直壁ですが、ベルアート仕上げが終わり、綺麗な白壁になりました。


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先程の場所からカメラを左に向けて撮影したのがこちら。

吹き抜け手すりがよく見えますね。

鉄棒を使って、外部に施されるような仕様ですが、それをあえて室内に。

自我自賛ですがカッコよく仕上がりました。

ただしココは手すりの柱の間が開いているので、真ん中にもう一本角材を立ててもらうよう希望していました。

それが見当たらないのでC社に確認したら、施工ミスでしたので後から取り付けてもらうことになりました。

手すりの強度としてはこのままでも問題無いそうですが、見た目の満足度だけでそうしてもらいました。

ただし今の状態で鉄棒が等間隔になるよう取り付けてあるので、柱を追加した後は鉄棒が等間隔にならないことはご了承下さい、とのこと。

それはこちらの責任では無いのですが・・・まあ、目をつぶりましょう。


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カメラを更に左に向けたのがこちら。

吹き抜けを取り囲むように手すりが取り付けられています。

こうやって見ると、天井が白く単調な仕上がりで、少し物足りなく思えますね。

すでに対策はDIYでやろうと考えていますが。


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またこちらは同じ場所から右へカメラを向けて撮影した画像。

東側妻壁がありますが、ここの窓以外の部分もベルアート仕上げが終わり、綺麗な白壁になりました。


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こちらは一階の壁。

こちらもベルアート仕上げが終わりました。

一階もだんだん完成時の雰囲気が見えてきました。


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同様に一階の壁。

ここは間仕切り壁が多く、白く単調な仕上がりに感じますが、洗面台が設置されるので、その後はメリハリのある仕上がりになると思います。


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こちらはトイレ内部。

白い壁になりましたね。


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こちらは勝手口横の収納スペース。


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こちらは脱衣室の壁。

 

左官工事も徐々に進んできました。

 

現場経過報告ブログは続きます・・・