ハンドカットログハウス建築日記

HAKUGINは静かに暮らしたい

ハンドカットログハウス建築&日記

現場経過報告6/7

 

現場は少しずつですが工事が進められています。

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どこが変わったかお分かりでしょうか?
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実は屋根。

ガルバリウム剛板の繋ぎ目が上に出ているところがL字型になっていたのですが、折り込んでありました。
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角度を変えて撮影すると、折り込んで締めた跡が付いているのが分かります。
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また、板金屋さんの作業として、屋根とともに水切り金物の施工があります。

これは土台を覆うガルバリウム剛板。
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これを設置したのがこちら。
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拡大すると、ポーチ内部のみ施工されていました。

外部の基礎コンクリートの上にある土台も同じ仕様となりますが、なにしろ土台が高さ40cmもあるので、施工後は見た目的にもインパクトがあります。従ってこのガルバリウム剛板の色を選択する時にどの色にしようか迷ったのですが、無難な黒っぽい色にしました。何もせず土台むき出し、という手もあったのですが、下の方なので雨や雪がかかることもあろうかと思ったので、耐久性重視で金物を被せることにしました。

C社の方はむき出しを薦めていましたが、実はこのレッドシーダーの角材二段積み、計40cmの高さがあるので、かなり贅沢に木材を使っています。それを活かさない手はない、と。従って、この素材感をそのままにしておく方がいいのでは?との考えからですが・・・それを採用していれば、ガルバリウム剛板の使用量もかなり減り、材料代だけでもかなり安くなったかもしれませんね。
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土台はまだ下地のみ。

板金屋さんから聞いたのですが、実はこの土台の板金は縦幅が広いので、板金止めのビスを打つのをどうしようか悩んだ、とのこと。上部、真ん中あたり、下部と縦に3か所打てば固定方法としては安定しますが、板金にシワができる可能性がある、とのこと。従って考案されたのが、下部だけ分けて先に張り、上部の板金は後から上から被せる、というもの。そうすれば上部の板金もビス1ヶ所で済むようです。後からウッドデッキを支える木材をこの板金の上に設置するので、それがこの板金下部の押さえになる、ということも見込んでの仕様です。

それにしても、作業としては面倒くさいことになっても見栄え・出来上がりを優先してくれる姿勢が頼もしいですね。

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下地を横から見たところ。

金物の仕様がどうなっているのかがよく分かります。

基礎コンクリート上の薄い黒い物が基礎パッキンですが、ここから水が入らないよう、金物は外側に少し出ています。これで基礎コンクリート内の湿気も基礎パッキンを通して抜けていくことが出来ます。
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南東から。

この下地の施工は家の周囲全てで完了していました。

これだけでも大変な作業ですね。
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北東から。

右奥に長く見通せるのが家の北面ですが、ここも下地済みです。
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4本柱下も下地は済みです。

これは車庫内側から。
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これは車庫外側から。
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おまけに今のログ材の様子。

以前C社の方が来た時に、今の割れ具合を画像に残しておくといいですよ、と。
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これは別の面。

これが年数が経つと、割れた所がピッタリ閉じるという事です。

それは、軽井沢にある25年以上無塗装のログハウスを以前見ているので、納得です。

この割れが閉じるころには、このログ材の強度も増し、隙間も無くなり、建物として気密性・断熱性が増すことになります。この変化が楽しみですが、10年スパンで気長に待つ必要がありますね。

冗談半分にC社の方が教えてくれたのですが、この割れ目に子供たちがいろいろな物を突っ込んで遊ぶので、割れ目が閉じた時に取れなくなるよ、と。

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もう一つおまけに、以前昼の12時ころに撮影したもの。

注目したいのは陽の当たり方です。

夏に向けて陽が高くなっていくので、真昼でも日光がログ壁に当たっていません。アウトリガーを採用して屋根を出した効果です。ログ材を日光から守り、変化・日焼けを最小限にするためにあらかじめ計画したことが、今のところ上手くいっているようです。

これが冬になると、陽が横から差すようになるので、残念ながらログ壁にも当たってくるでしょうが・・・

 

現場経過報告ブログは続きます・・・