ハンドカットログハウス建築日記

HAKUGINは静かに暮らしたい

ハンドカットログハウス建築&日記

カナダへ⑤

 

画像はカナダへ②の冒頭で紹介した建物の内部です。

おうち紹介の続きとなります。

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一階のほぼ中央部にはキッチンがあります。

このキッチンは外部や階段のような木材の圧倒的な存在感と言うよりは、スッキリした少し高級感も感じられるものです。
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近づいてみると・・・

やっぱり天板は一枚板。

ココの木材仕上げは譲れないですよね?(この施主なら)

他の部分がスッキリ系なので、この天板の存在感は際立ちます。

高さもあり、バーカウンターのような感じ。その高さに合った椅子もオシャレですね。

人を招くことの多い家なので、大人目線のキッチンです。

ちなみにカウンター下はまだ施工途中のため、子どもたちの落書きでいっぱいでした。
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キッチン内は、後ろに壁とカウンター、カウンター下は収納となっています。
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間の通路は横幅広めの120cm。

複数人が一度に作業できるように、またすれ違いなども考慮して広めにしたそうです。
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家主イチオシのゴミ箱。

約2万円弱もする高級ゴミ箱です。

使い勝手はめちゃめちゃいいそう。

ちなみにその後検索したら、人気があって受注中止になる程。
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食洗機も内蔵。

パナソニック製で、スイッチが引き出しの中に付いています。

従って引き出しを閉めると外からは全くスイッチ類が見えず、食洗機がある事が分かりません。
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こんなにオシャレなキッチンなのに、実はリキシルのシステムキッチンがベース。

そこに、かなり施主の手が加わっていますが・・・
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ガスコンロもリンナイ製。

多人数対応のため四つ口コンロです。

ゴトクも隙間が無いようにデザインされ、鍋やフライパンなどの調理器具を移動するのに便利そう。
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キッチンの高さは90cm。

奥様には少し高めですが、施主も腕を振るう機会が多く、男性目線です。

奥様もあまり細かいことは気にしないようで、"すぐ慣れましたよ〜"とのこと。

日本の標準的な高さは85cmですが、私が読んだ家関係ブログの方も高めを薦めてましたね。高くて損はない、家族のうち一番背の高い人に合わせておきましょう、と。理由は標準的な高さだと前かがみの姿勢になり、知らず知らずのうちに腰痛の原因になるのだそうです。

このキッチンのシンクは内側に段差があり、そこに金属製の板をはめて、一段低い位置での作業も可能になっています。

ちなみに画像の床にある足台は子どものお手伝い用です。
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後ろの収納も、置くものに合わせて大きさ、高さ、幅、化粧板の有無などを変えて、施主が一つ一つDIYしています。

 

 

では本題へ。

 

カナダへ、のブログ締めくくりです。

この日もゆっくりめにホテルを出発。

現場に着いても、昨日の雪の影響が残っていました。

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下はぐちゃぐちゃでも作業は進められています。

加工中のログ材や、これから加工するログ材は周りに置かれています。
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棟木になる極太のイエローシーダー。

太さを測っているところですが約70cmある事が分かります。

屋根の勾配に合わせて一部平らに挽かれています。
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並行して別のログ材も加工中です。
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これから加工するログ材はクレーンで運んできて・・・
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近くに下ろすと、こんなにデカかったのですね・・・
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次から次へと・・・

以外と早いペースで加工は進んでいきます。
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これも今から加工するログ材です。

これも棟木となります。
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奥には別のログハウスも並行して、加工が進められていました。

奥のはレッドシーダーで、平均的な太さ。遠くにあって遠近感があるとはいえ、太さの違いが際立ちます。

ちなみに、私のログハウスは経験豊富なビルダーさんが責任者。他に2人のビルダーさんも担当していて、1人は社長の息子さん、もう1人は新人さんでした。

 

この日の午後は、せっかくカナダまで来たのでカナダのログハウスを見たい、ということで、一軒だけ、近くにあるログハウスへ案内してもらいました。

道中でサーモンアームという街に立ち寄り昼ごはんにメキシコ料理を食べましたが、豆の煮物みたいな物で、ここだけの話、あまり美味しくはなかったです・・・

さて現地に着くと、家主は入院中で勝手に見ていっていい、とのこと。

事前に鍵も預かっているようでした。
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入り口は階段を登ってデッキから。

同じ会社が施工したログハウスなのですが、B&B兼自宅として使われていた建物です。かなり年数が経っており、今はB&Bも辞めて、家主は病気で入院中。今は誰も住んでいません。家主の病状は詳しくは分かりませんがもう家に帰れるか分からない、とのこと。お子さんも独立して、この家にはいませんでした。

ログハウスも長く使うと、家主の高齢化、家族構成の変化で使われなくなる時が来る、という事を目の当たりにしました。これは普通の家となんら変わりはありません。

おそらくこの家は、一家庭の幸せな姿を長い間見守ってきたのだと思います。

ただログハウスは寿命が長い建物なので、人間1人の寿命を遥かに超えて存在し続けます。その時にも後に続く人が住み続けてくれるのだろうか?との疑問を抱かされました。できれば私の子や孫、さらにその先まで使い続けてもらいたいものです。

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気を取り直して見学。

まずは外観から。

屋根はピークドーマーがあり、東西南北それぞれの表情が違います。

私もドーマーは同じくピークドーマーとしたのですが、垂直に立ち上がる壁部分が無いドーマーなので、水切りの面では一番安心です。この施主はそれを意識してかどうかは知りませんが、勝手に親近感が湧きました。
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基礎に注目すると、基礎コンクリートの上に石のタイルが貼られています。おそらくはDIYでしょう。

昔の仕様なので、土台となる木材はありません。

基礎のすぐ外側は石が敷き詰めてあり、屋根から雨がしたたり落ちても土が跳ね返らないようになっています。基礎の高さも1.5m以上あり、寒いカナダでも充分ですね。
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さて内部へ。

メインとなる吹き抜けのリビングは写真を撮り忘れましたが・・・吹き抜けの手摺りは撮っていました。

吹き抜けはかなり広く、開放感は抜群です。手摺りはシンプルなデザインでした。
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こちらは二階の吹き抜けと、部屋となっている空間とを仕切る壁です。

下部は白い塗り壁、上部はシーダーシェイクです。屋根ではなく壁に施工されています。

ポストアンドビームなどでは、外部の壁の仕上げにシーダーシェイクを見る事はありますが、室内は初めて見ました。

日光に当たらないので変色も少なく、水にも当たらないので、葺き替えは必要ないでしょう。

これはDIYにいいかも。
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シーダーシェイクを裏側に廻ると子ども部屋になっており、就寝スペースと手摺りが。高さがあるので、有効に使ったようです。子どもは階段など高さがある所が大好きですので、この部屋の主は寝る時が楽しかったことでしょう。
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室内のインテリアもオシャレ。

紐で吊るした植物が、風呂の中に飾られていました。
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先程の子ども部屋の机と、壁掛け収納。

これもDIYかな?

ココに日本の学習机は似合いませんよね?
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あまり写真が無くて申し訳ないのですが、これは後から外部で撮った車庫。

ココは車庫もフルログです。

その壁に付けてあった昔の道具がアンティークな感じでオシャレでした。

大きい方は横幅1.5mくらいはあったでしょうか?

前日の雑貨屋でも同じような物は見かけましたが、こちらの方がデカいです。

ウチもコレを手に入れて、どこかに飾りたい。

 

さて、この日は現場見学最終日という事で、現場に戻って来てビルダーさん達に挨拶。

自分の家族の写真を見てもらったり、家を建てる土地からの山の眺めを見てもらったりもしました。

そのほうがビルダーさん達も、加工しているログハウスに熱が入ると考えてのことです。
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最後まで、名残惜しさを感じつつ太い丸太に囲まれて過ごしました。
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太く立派な、真円に近い、年輪も密な、建材として質の高い丸太です。

 

ビルダーさん達は朝8時から午後3時まで仕事、あとはさっさと帰ってしまいます。朝は早いけど、夕方以降の時間が有意義に使えるシフトです。1時間休憩を抜くと一日六時間勤務。もちろん危険を伴う職場なので集中力を切らさないようにする事も大切ですが・・・ワークライフバランスも最高、日本も見習って欲しいですね?

仕事終了後、私のログハウスを担当している新人さんのビルダーさんと少し話をしました。

彼はカナダ東部、トロントのニュートロント地区出身ですが、この仕事のためにこちらに来たのだとか。もうニュートロントに戻るつもりは無い、とも。この仕事はまだ日が浅いが、前回の初めての仕事はポストアンドビームだったため、初めてのフルログでいい経験だった、とのことでした。

新人さんが担当でも、ベテランさんが統括して、一緒になって加工している姿を見る事ができたので、加工精度に対する心配はありません。

また、私が日本人だと知っていて話題となったのが、宮本武蔵のこと。武蔵の書いた"五輪書"は英語訳も出ていて、彼はそれを読んで感動したそう。五輪書は剣術や兵法のみならず、大工にも通じるものがある、と。(彼は自分のことをログビルダーとは言わず、カーペンターと言っていました。)恥ずかしながら、私は歴史に疎く、宮本武蔵五輪書についても詳しく知りませんでした。帰国後すぐに図書館に行き、それらの本を読みましたが、その時に私に知識があれば、もっと深い話ができたかもしれません・・・

最後に両手で握手して、ハグして別れました。大工としての日は浅くても、ゴツゴツした、分厚い、職人の手でした。

 

ビルダーさん達が帰った後は社長さん家に招かれ、夕食となりました。

社長さん家はエンダビーの街から車で少し離れたところ。川のほとりにある広い平屋でした。ログハウスではないのですが中古物件をリフォームしたもので、内部はほぼポストアンドビームです。

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画像は夕食前に外を散歩した時のもの。

暗くて見づらいですが、一枚目は川のほとりから社長さん家を見たところ。二枚目は振り返って川の様子。

自然をすぐそばに感じられるところです。

その後、中に入り夕食をいただきました。

内部の写真は無くてスイマセン。

リビングの暖炉前の大きなテーブルに、我が愛読書ナショジオの英語版が置いてあって親近感が湧きました。

また、その時は社長さんの息子さんも来ていました。

彼は今は近くに住んでいて、近く結婚する事が決まっているとか。このログハウス会社も後継ぎができて安泰ですね。

夕食はサラダ2種類、白米、焼いたサーモンなど。家庭の味という感じで、優しい味でした。白米は日本人という事で出してくれたのかも知れませんが、サラダのように大皿に山盛り。そしてサラダと同じように皿に取って食べました。日本人なら、暖かい炊き立てを碗に盛って食べたいところですが・・・文化の違いですね。

この時は、私の家族の紹介、私が過去にカナダのウィスラーでスキーをした時の事、泊まっている宿があるシルバースター スキー場は社長夫妻ともに過去にアルバイトしてた場所だという事、社長の息子さんの結婚の事、C社の方の近況、日本の天皇が変わった事、などなどを話した記憶があります。お米に関連する事として、日本のお餅を紹介して"是非食べてみて"という話もしました。

この後はケロウナ空港前のホテルまで行くため、夜8時くらいには社長さんの家を出ました。

最後に社長の息子さんも我が家の担当だったので、楽しんで仕事してね、と伝えて、握手してきました。

 

ホテルに入る前に食品スーパーで少し買い出しした時に、子どもたち用のお土産に良いものを見つけました。

それがこちら↓

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5歳の息子用にナショジオのリトルキッズ英語版。比較的優しい英語で書かれていて、この子が好きな動物の紹介が主な内容です。

そしてもう一つ↓

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3歳の娘用にアルファベットの絵本。AからZまで、それぞれを頭文字にした簡単な英語でカナダの紹介文が書かれています。

 

その後は一泊して、行きと同じく長い道のりを帰ってきました。この頃になると少し度胸が座ってきて、英語圏にいる不安感も薄れていましたね。

帰りの便で一緒になった小学生の団体。今は小学生の修学旅行でも海外なのですね?

 

今回のカナダ旅行での収穫は、自分が加工途中を見て満足というよりは、やはりカナダの加工場の人達に会って、思い出に残る話が出来た事ではないか、と思います。また、C社の方のルーツとも呼べる、今のお仕事の原点を見る事ができました。

今でも思い出せば加工場のビルダーさん全員の顔が浮かびますし、ふとした時に今後も思い出すでしょう。

私の家族写真も見てもらって、この家が建つところの風景も見てもらって、自分のこの家に対する想いを伝えて、最後に握手。自分が帰った後の加工も、想いを込めてやってもらえたと思いたいです。

後悔は3つあります。

一つは英語の問題。私の英語力が無いために、思い通りに伝わらない事が多々ありもどかしかったです。今までの旅行ならそれもいい思い出だね、で終わる話なのですが、今回は目的が違います。もっと深い話ができたらもっと有意義な滞在となったハズです。

二つ目はやり残した事があった事です。現地の方々と記念撮影もしなかったですし、日本からのお土産も渡したかった。もっと現地のログハウスを見たかった。記念に何かログに彫り物を一緒にしてもよかったですし、漢字のプレゼントをどこかで書いてあげたい、と思っていたことも現地では忘れていました。海外では漢字が人気と聞いていたので、この会社のロゴマークにあるカナディアンプライドを漢字にして、"加誇"という漢字をプレゼントするのがいいかな、などと事前に考えていましたが・・・

三つ目は自分が日本の歴史について全然知らなかったこと。新人のビルダーさんに宮本武蔵五輪書の事を話されても、大まかにしか答えられず、お茶を濁した感が残りました。この新人さんの仕事に対する情熱が凄かったので、余計自分が惨めに思えました。

 

そんなこんなで個人の思い出を書き綴ってきましたが、自分の記録も兼ねて書いてますのでなるべく思い出したことは書きました。長くなりましたがこれでカナダ行きのブログは終了です。いつかまたカナダに行ってビルダーさん達に会えるといいな、と思います。

 

 

 

薪ストーブと薪の調達について②

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画像は私が導入する石のストーブ、ハースストーン・ヘリテイジの最新版、触媒付きになります。

触媒とは、ストーブ本体上部と煙突の下部の間に付けるフィルターみたいなもので、高温になった気体が煙突から昇る前にこのフィルターを通し、気体内の燃焼物質をもう一度燃やしてから排気するものです。よって、燃焼効率も上がります。

私は触媒無しなのですが、今後ヘリテイジはこの触媒付きしかなくなります。

煙突からの排気ガスの基準が製造国アメリカで厳しくなり、燃焼効率も高い物でないと製造を認められない、ということで触媒付きになりました。

その分値段が高くなりますし、今後のメンテナンスで触媒の交換費用もかかってきますし、操作も複雑になりますので、私は触媒無しを希望していました。

触媒付きに切り替わる前のギリギリのタイミングで、なんとか触媒無しで手配してもらえました。

ちなみに燃焼効率が高いのはいいことなのですが、このヘリテイジという薪ストーブはもともと他の触媒無しストーブよりも燃焼効率がよく、カタログ値で81%です。これは他のストーブの触媒付きにも引けを取らない値です。定価は56万円です。それが触媒付きになると燃焼効率83%、定価64万円になります。この違いをどう捉えますか?

また、触媒付きだと、操作レバーが二個になります。ストーブ内に空気を取り入れる量を調節するレバーと、煙突への排気を触媒に通す量を調節するレバーです。触媒無しならば操作レバーは一つで、操作も単純なので妻や子供達にも使いやすいです。

よって私は、燃焼効率は充分、メンテナンス費用も少なく、家族誰でも使える触媒無しを選びました。

 

 

では本題へ。

まだいろいろ書くことがあったので、その②、続きを書いていきます。

 

前のブログでは玉切り、薪割りに必要な道具が揃い、いざ作業、というところまで書きました。

思い出したのでここに書いておきますが、チェーンソーの使い方を有料でもいいので講習してくれないかな?と思い、情報を検索しましたが、一般向けはほぼありませんでした。今は仕事としてチェーンソーを使う方々も講習を受けなければならないようで、その講習の情報ばかり出てきます・・・

では作業についてですが、玉切りはチェーンソーが必須です。玉切りする時の幅はそのまま薪の長さになります。

薪の長さについてですが、薪ストーブに入る大きさであればいいのですが、ここで大き目にストーブの大きさギリギリにしてしまうと、薪ストーブの端の方でも薪が燃えることになり、正面のガラスの端にススが付きやすくなります。なるべく大きい方が玉切りの回数も減り、作業も楽なのですが・・・。

薪ストーブ屋さんに聞いたのですが、正面のガラスにはススが付きにくくなるよう空気の吹き出し口があって、エアカーテンのようにガラスを守ってくれるようになっています。しかし、端の方はそのエアカーテンの効果が低く、ススが付きやすいそうです。従って、あまり端の方では薪を燃やさないほうがいいです。その薪ストーブ店では、大きい薪が入るストーブでも、長さは40cmにするようアドバイスしている、とのことでした。それ以上長い薪だと重くなってくるので、女性や子どもには持ち運びにくくなりますし、当然薪割りにも不利です。また、40cmの薪はおおむね全ての薪ストーブに投入可能な大きさなのだとか。さらに薪の乾燥についても、短い方がよいです。

従って、原木を前にしてチェーンソーを握ったら、幅は40cmとなるように玉切りしていきます。大きな原木が手に入ったなら、玉切りしてから運ぶこともあります。原木のまま運ぶには、クレーンを持っているか、クレーン付きトラックが必要になります。私は軽トラでクレーンは付いてないため、現場で玉切りして、自分で軽トラに載せられるくらいの大きさにしてから運びます。

その後、薪割り用の斧で割っていきます。これは乾燥を進める、細かくして持ち運びを楽にする、などの効果があります。

また、薪ストーブ屋さんから聞いてへぇ〜と思ったのが、割って雨にさらすことで、木の中のヤニなどの成分が抜けるのだとか。

割った薪を乾燥させる時に、割った断面(木の内部)を上にしておくと、断面から雨を吸い、ヤニなどと一緒に下へ流れていくそうです。樹皮は内側からの水分や湿気は抜けるが、外からは通さないようになっているそうです。天然のゴアテックスですね。

これは薪としてはかなり大切な事です。主に針葉樹に含まれるヤニなどの樹液成分は、煙突汚れの原因になるからです。煙突掃除もこの汚れを落とす事が主な目的です。

従って割った薪を乾燥させる時は、木の内部を上に、樹皮を下にして置いていきます。雨ざらしにした方がいいので、屋根はいりません。

薪に雨が当たると、せっかく乾燥させている薪がまた湿気を含んでしまう、と思われるかもしれませんが、その影響は考えなくても大丈夫です。理由は過去のブログ、"緊急事態?!"に書いておりますので、よかったらお読みください。

ただし、薪ストーブに投入する時に濡れた薪は厳禁です。薪ストーブ内の温度が下がってしまいますので。従って、今年使う薪の保管場所だけ屋根を付けるのはアリかな、と思います。

C社の方も自宅で薪ストーブを使っているのですが、薪ストーブの横に少しスペースが確保できれば、そこに少し薪を置いておくといい、とのこと。そうすれば、薪ストーブの熱で乾燥も進みますし、濡れていてもあらかじめそこに置いておけばすぐに乾きます。また、冬の寒い日に外にある薪は温度が低いばかりか内部の水分が凍っており、それをすぐにストーブに投入するとストーブ内の温度を下げることになってしまいます。また、奥様や子どもたちもすぐ隣にある薪なら投入してくれるかもしれません。さらに、寒い日に扉を開けて外に薪を取りに行くのは、なるべく避けたいですよね?

 

いろいろ書いてきましたが、他にも話題があります。

ここで触れておきたいのが、私が出会った脱落者たちの存在。脱落者とは言い方が悪いかもしれませんが、これも現実です。

憧れだけで、100万円ほどかけて薪ストーブを導入しても、薪が無い、買うと大変、火を付けるのが大変、暖まるのに時間がかかる、などの理由で、結局ほとんど使ってない方々がいます。

薪ストーブが100万円のインテリア飾りとなっているのです。

最近は家の断熱性能も高くなっているので、薪ストーブを焚くと暑すぎるから使ってない、という方もいます。

また、薪を運び込む動線を考慮していなかったために、薪を運ぶたびに室内が汚れるのを嫌い、疎遠になっていく方々もいます。薪を運ぶ時の汚れとは木屑だけではありません。虫たちも当然付いてきます。乾燥中に立派なキノコが付いてしまった場合、キノコとその胞子も。

また、薪を造るのが大変で挫折した方々もたくさん見てきました。薪の準備はとにかく時間と体力がいります。始めはヤル気満々でも、覚悟が無いと大変さに負けて、徐々にやらなくなっていきます。

今はいろいろな薪割り機が販売されているので、持っている人がいると引っ張りだこです。貸し借りはよく聞く話ですし、薪ストーブ店が有料で貸し出している場合もあります。これをグループで借りて、貸し出し料を割っている方々もいます。

 

最後の話題として書いておきたいのが、"山を持っている"という地元の方々の存在。

よく聞くのが、山を持ってるのでそこから薪を調達できるから薪代はかからない、という話。薪ストーブの雑誌などにも、そんな夢みたいなことをほとんどの方がやっているように書かれています。薪ストーブ導入のハードルを下げようと意図しているのかもしれませんが、そんなことはまずできません。

都市部に住む人なら、山を持ってるなんてどんな人?と思われると思いますが、私も同じでした。こちらに移住してからいろんな人々に話を聞くと、その辺りの事情も分かってきました。

まず、本当に一部の、昔から山を持ってる人々がいるのは事実です。ただしそういう方は、持ち主一人あたりの面積が大き過ぎて、とても個人が管理できるものではありません。入っていくための道も付いていない広大な山林から、どうやって丸太を切り出し、運び出しますか?

その方々を除いて、ほとんどの山の持ち主は山を"持たされて"います。

私の知り合いの方の場合、山の斜面を幅20m程に区切って、地域の方々に一人一区画ずつ割り振られています。

山が荒れてくると区切りの線もハッキリしなくなるため、個人ごとの山の管理は不可能です。従って林業会社に、ある程度の山域をまとめて管理してもらう、という方法が取られています。

残す木と伐採する木を見極めて、伐採した後は風と陽が適度に入るようにします。伐採した木は、製剤できる物は材木屋に売り、それ以外の木は薪にしたりその他の用途に回します。伐採した木の一部は、あえてその場に残す事もあります。その方が、その木が自然に分解された時に土壌を豊かにするのだとか。また、何の価値も見出せない木も放置されます。

そうして管理された後には、林業会社から報告書が地主に渡されます。なるべく木材として売ったお金で元を取り、地主の負担は無しとなるように、林業会社も努力しているようです。

それらを生業としている方々がいる以上、山で薪を自由に調達、なんてことは容易にできないということはお分かりいただけると思います。

 

以上、薪ストーブと、薪の調達について、私が知った情報をいろいろと書いてみました。これから薪ストーブ導入を考えている方々に、少しでも参考になる情報があれば幸いです。

薪ストーブ自体は、環境に優しいカーボンニュートラルな暖房器具です。普及することは、広い目で見て、長い目で見ていいことだと思います。

ただし、せっかく導入しても使われずに埃を被っているのを見るのは悲しいですよね。

これを読んで、ライフスタイルを変える覚悟はできたでしょうか?

それでも薪ストーブを導入したい、と思う方は、本物の薪ストーブユーザーになれるでしょう。

 

 

 

 

現場経過報告6/7

 

現場は少しずつですが工事が進められています。

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どこが変わったかお分かりでしょうか?
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実は屋根。

ガルバリウム剛板の繋ぎ目が上に出ているところがL字型になっていたのですが、折り込んでありました。
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角度を変えて撮影すると、折り込んで締めた跡が付いているのが分かります。
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また、板金屋さんの作業として、屋根とともに水切り金物の施工があります。

これは土台を覆うガルバリウム剛板。
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これを設置したのがこちら。
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拡大すると、ポーチ内部のみ施工されていました。

外部の基礎コンクリートの上にある土台も同じ仕様となりますが、なにしろ土台が高さ40cmもあるので、施工後は見た目的にもインパクトがあります。従ってこのガルバリウム剛板の色を選択する時にどの色にしようか迷ったのですが、無難な黒っぽい色にしました。何もせず土台むき出し、という手もあったのですが、下の方なので雨や雪がかかることもあろうかと思ったので、耐久性重視で金物を被せることにしました。

C社の方はむき出しを薦めていましたが、実はこのレッドシーダーの角材二段積み、計40cmの高さがあるので、かなり贅沢に木材を使っています。それを活かさない手はない、と。従って、この素材感をそのままにしておく方がいいのでは?との考えからですが・・・それを採用していれば、ガルバリウム剛板の使用量もかなり減り、材料代だけでもかなり安くなったかもしれませんね。
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土台はまだ下地のみ。

板金屋さんから聞いたのですが、実はこの土台の板金は縦幅が広いので、板金止めのビスを打つのをどうしようか悩んだ、とのこと。上部、真ん中あたり、下部と縦に3か所打てば固定方法としては安定しますが、板金にシワができる可能性がある、とのこと。従って考案されたのが、下部だけ分けて先に張り、上部の板金は後から上から被せる、というもの。そうすれば上部の板金もビス1ヶ所で済むようです。後からウッドデッキを支える木材をこの板金の上に設置するので、それがこの板金下部の押さえになる、ということも見込んでの仕様です。

それにしても、作業としては面倒くさいことになっても見栄え・出来上がりを優先してくれる姿勢が頼もしいですね。

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下地を横から見たところ。

金物の仕様がどうなっているのかがよく分かります。

基礎コンクリート上の薄い黒い物が基礎パッキンですが、ここから水が入らないよう、金物は外側に少し出ています。これで基礎コンクリート内の湿気も基礎パッキンを通して抜けていくことが出来ます。
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南東から。

この下地の施工は家の周囲全てで完了していました。

これだけでも大変な作業ですね。
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北東から。

右奥に長く見通せるのが家の北面ですが、ここも下地済みです。
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4本柱下も下地は済みです。

これは車庫内側から。
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これは車庫外側から。
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おまけに今のログ材の様子。

以前C社の方が来た時に、今の割れ具合を画像に残しておくといいですよ、と。
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これは別の面。

これが年数が経つと、割れた所がピッタリ閉じるという事です。

それは、軽井沢にある25年以上無塗装のログハウスを以前見ているので、納得です。

この割れが閉じるころには、このログ材の強度も増し、隙間も無くなり、建物として気密性・断熱性が増すことになります。この変化が楽しみですが、10年スパンで気長に待つ必要がありますね。

冗談半分にC社の方が教えてくれたのですが、この割れ目に子供たちがいろいろな物を突っ込んで遊ぶので、割れ目が閉じた時に取れなくなるよ、と。

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もう一つおまけに、以前昼の12時ころに撮影したもの。

注目したいのは陽の当たり方です。

夏に向けて陽が高くなっていくので、真昼でも日光がログ壁に当たっていません。アウトリガーを採用して屋根を出した効果です。ログ材を日光から守り、変化・日焼けを最小限にするためにあらかじめ計画したことが、今のところ上手くいっているようです。

これが冬になると、陽が横から差すようになるので、残念ながらログ壁にも当たってくるでしょうが・・・

 

現場経過報告ブログは続きます・・・

 

 

 

カナダへ④

 

画像はカナダへ②のブログ冒頭で紹介した建物の画像です。

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こちらも階段の画像ですが、見映えのいいようにアングルを変えてみました。
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下半分の螺旋階段を登ると、上半分はこのように普通の直線の階段になっています。
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一階の天井がある部分も、照明はダウンライトが中心でスッキリしています。

また、収納扉は施主のDIYです。

板材に違った色の数種類の塗料を塗り、山の形にして貼っています。(この地域の人なら、この山の形を見てどの山かがすぐに分かりますね?)

実はこの塗料での板材仕上げは、外部のデッキ屋根と同じ仕様です。↓

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雪が積もって見えませんが・・・また雪がない時の画像が撮れれば載せたいと思います。

ココは雪が無いと、塗料で塗った板材を並べたシェイク葺きになっています。

ログハウスでよく見るシーダーシェイクではありませんが、板ごとに塗料の色を変えたモザイクのような外観です。
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これは外から見た、構造材が一部露出している所です。

ここには後からベランダをDIYする予定だとか。

さらにその下にはウッドデッキもDIYするので、まだまだ建物として変化していきそうです。

 

 

では本題へ、カナダ行きの続きになります。

現地2日目では、現場を確認したものの、カナダは祝日でログビルダーさんたちはお休み。加工の様子は見られませんでした。

現地3日目の朝、例によってゆっくりめに起床すると、外は雪!

15cmくらい積もっていました。

ただし、宿の人に聞くとスキー場オープンはその週末とのこと。

クロスカントリースキー場は雪が降れば滑っていいとのことでしたが、スキーレンタルも週末からなので道具が調達出来ず、カナダスキーは断念しました。まあ、カナダに来た目的が違うので、そこまで残念な気持ちにはなりませんでしたが。

宿のあるスキー場を出て標高を下げても雪は積もっており、この地域の広い範囲で初雪となったようでした。

そして加工場に着いても雪。下は溶けてぐちゃぐちゃに・・・

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しかしこの日は作業していました!

ちなみにカナダでも雨や雪に関係なく野ざらしです。
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丸太を加工するため、クレーンで移動させているところ。

このクレーンはビルダーさんがリモコンで動かしています。

一部雪が溶けずに残っていますね。
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太い丸太を機械で平らに挽いています。

かがんで目線を切断面に合わせるログビルダーさん。カナダのデカい男、というよりは足も揃えて可愛らしい感じがしますね。

この丸太は棟木になるので、切断面も大きいです。皮剥きも後からやるのでしょう。

 

この日の昼ごはんは、C社の方が若い時に住まわせてもらっていたという、宿兼パブへ。ログハウスの勉強のために一時期こちらに住んでいたそうです。

"汚い安宿だから"(C社の方談)と今回はココに泊まりませんでしたが、パブでランチだけいただいている時には汚い感じは全然受けませんでした。むしろオシャレなホテルのバーという感じ。加工場にも近いし、一泊はここでもよかったかな?

C社の方オススメのビーフディップ、というものを初めて食べましたが、これが今回の旅で一番美味しいと思えた食べ物でした。

パンにローストビーフをこれでもか!というくらいに、何十枚も分厚く挟んであるのですが、それをカップに入ったタレに突っ込んで、ビシャビシャにして食べるものです。

ディップというとタルタルソースかみたいなこってり系を思い浮かべますが、タレは茶色いシャビシャビのもので、そこまでこってりした味ではなく、うどんつゆや蕎麦つゆみたいな感じでした。味は和風出汁ではありませんが。日本で出してる店ありませんかね?

 

さて、夕方はスキー場への途中にあるインテリアショップやホームセンターへ寄り道。

まずはインテリアショップから。

この時はまだインテリアに興味は無く、"今の時代、日本でも手に入るでしょ?"くらいにしか考えてなくて、どんな物があるのか目の肥やしにしよう、くらいしか考えてませんでした。

しかし今写真を見ると・・・結構興味をそそる物がありますね。
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まずはこちら。

船のイカリのような形の鉄細工ですが、芯に温度計が挟まっています。

欲しい・・・

今なら即買いです。
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こちらは呼び鈴。

これらも鉄細工ですが、大きさもいろいろ。

インターホンではなく呼び鈴。

いい選択肢ですよね?

ちなみに我が家の電気配線計画の時に、インターホンは迷わず削除しました。

どんな呼び鈴をつけようかな?
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こちらは呼び鈴と同じ目的で使う物ですが、鈴を鳴らすのではなくノックするタイプです。鉄細工でも、チーンという感じではなくゴンゴンという無骨な音でした。
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こちらは北米のノコギリ。

日本の物とは取手の形が違いますね。

これも今なら即買いです。一番デカいのを。
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これはホームセンターにも売ってそうなもの。

何に使うか知りませんが、竿なんかを通して支えておくのかな?

船のオールを通す物かもしれません。
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こちらは何でしょう?

よく分かりませんが、両側の取手を持って、真ん中のノコギリみたいな金物で何かを切ったのでしょう。
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こちらは日本にも同じような物があります。

カンジキですね。

雪が深く積もった時に移動するための、靴の下に付けるものです。

これも即買いしたい。

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こちらは大きめのフック。

ハンガーなどを掛けるのにちょうど良さそう。

太いネジのようになっています。
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こちらは滑車。

大きさも様々です。

こちらも発想力しだいで面白い使い方ができそう。

洗濯物を干すロープを張ってもいいですね?
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こちらは横長の取手。

水道管を模していますが、中に水は通っていません。

これもタオル掛けなどにいいかな?
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こちらは扉や壁などに付ける表示物。

英語だとなんと書くのかな?とか、使っているフォントを参考にしたくて画像に残しました。

結局ここでは何も買わず、お店を後にしました。

この時は、これらが日本でも売っているだろうと思っていましたし、値段も適当に見ていたので、今見たら安いと思うのかもしれません。

この後、ヴァーノンという街に寄り、ホームセンターを一通り見て、またふーんという感じで何も買わずに帰ってきました。

一つ英語の勉強になったのが、英語圏ではクリスマスの飾りに"NOEL"と書かれていること。"Merry Christmas"ではないのでした。この日は11月中旬でしたが、すでにクリスマスムードでした。

 

そんなこんなで、少し買い物機会を見極め切れずに宿へ帰りました。

 

カナダ行きブログは続きます・・・

 

 

 

薪ストーブと薪の調達について

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画像はフルログと薪ストーブの組み合わせ。

画像はメーカーパンフレットから拝借しました。私が導入する、ハースストーンのヘリテイジというモデルです。

(※2020/6/8追記、画像から見るとこれはヘリテイジではなく最大機種イキノックスだと思われます。訂正いたします。)

ハースストーンは石でできたストーブです。他のストーブが鉄の鋳物製か鋼板製なのに対して、異色の存在です。

石のストーブという選択肢があることを知ったら興味が湧いて、いろいろ調べた結果、機能的にも気に入り、薪ストーブはこれしか無いという事で、私の場合は即決でした。

皆さんも是非、石のストーブを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?

 

さて今回のブログは、薪ストーブと、薪の調達についてです。

 

最近人気のある薪ストーブ。

冬の寒い日に薪ストーブで暖を取る。

憧れですよね?

 

でも現実は甘くありません。

山間地に移住して、薪ストーブ導入のためにいろいろ動いてきたので、得られた情報を書いておきたいと思います。

 

薪ストーブで使うための薪の調達は今までも随時進めてきましたが、家の建築が進むにつれてそれもスピード感を持って進めなければならなくなりました。

薪については、ログハウスを建てることを決めた時から薪ストーブについても情報を得ていたため、早めに集めて乾燥させておかなければならないと分かっていました。しかも大量にです。

薪ストーブに全く縁の無い人は、どのくらい大量なのか全く想像できないと思いますが、ある意味暮らし方を変える覚悟が必要な程の量になります。もちろんお金で買える人は、それでいいのですが・・・

薪ストーブを主暖房にするのか、補助暖房としてインテリア的に使うのかによって、薪の消費量はかなり変わります。我が家は主暖房ですので、それを踏まえて24時間・一冬焚きっぱなしだとすると、この地域では一冬4トンの薪が必要となります。これは同じように薪ストーブを使っている近隣の方に複数話を聞いて、おおむね共通した見解です。

 

薪4トン。

 

この数字を聞いてどのくらいの薪を用意したらいいかピンと来ない人の方が多いのではないでしょうか?

運送屋さんの4トントラックが埋まるくらい。↓

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(画像は社名も入ってしまっていますが、ドライバーさん了解のもとに撮らせてもらいました。)

もしくは軽トラの積載制限いっぱい(350kg)載せたとして11.4台分。

なんか大変そうだ・・・と分かっていただけたでしょうか?

またストーブの種類によっても、家の広さや断熱性能によっても燃焼効率、ひいては薪使用量が変わります。そして同じ4トンといっても樹種によって燃え方、ひいては薪使用量が変わります。針葉樹の薪は手に入りやすく、乾燥も早いのですが、燃え尽きるのが早いので、針葉樹だけなら4トンでは足りず、それ以上必要になってきます。また針葉樹薪は一気にストーブ温度が上がるので、鋳物のストーブは損傷する事があるようです。(ちなみにほとんどの薪ストーブは鋳物です。)  広葉樹は薪として良い樹種なのでみんな取り合いの様相となっています。価格も針葉樹より高め。さらに乾燥がゆっくりなので乾燥に2年はかけた方がよいです。販売されてる薪は広葉樹で、すぐに燃やせるよう乾燥済みのものです。

従って薪の使用量は個人差があるので、冬を数シーズン越してみないと自分が必要な薪の量は分からないでしょうが、ひとまず4トンを目安に広葉樹中心で集めることにします。

ここで薪の乾燥のことも考慮しなければなりません。今年燃やす分と2年の乾燥期間を考慮して3シーズン分、12トン必要です。そうすれば、燃やすのが一冬4トンペースなら、毎年4トンだけ薪を足していけばいいことになります。庭には常に、乾燥させている薪が8トン〜12トン分の置き場が必要になります。

 

ただし状況は厳しいです。

まず薪ストーブユーザーの増加が半端ないです。

この地域は山間地なので、昔なら薪をストーブや風呂沸かしや調理にも使っていたでしょう。薪を集めるのは日常的に行われていて、田んぼや畑をやるのと同じ感覚だったようです。

ところが最近は薪ストーブユーザーが増えて、かつ日常的に薪を調達しないライフスタイルとなりました。従って、薪を買う、ということになります。

最近の住宅建築を見ていると、半分以上は薪ストーブを導入しているのではないか、と感じます。あくまでも体感的なものですが。

すると当然、薪の取り合いです。

薪ストーブユーザーの増加に薪の供給が追いついていません。これには先程書いた自前で用意しない人の増加と林業の衰退も関係していますが、それはいったん置いといて・・・

薪を販売している業者のサイトを見ると、在庫なし、予約待ち、乾燥済みでない物ならなんとかあります、という感じです。そして、冬前に全て完売。

週末だけ、家族団欒のために使う、という場合も多いようなので、そういう方々は必要な量だけ買えばいいと思います。出費もそこまで多くならないでしょう。

しかし私の場合のように、主暖房に据えて本格的に使いたい場合は、毎年4トン買うか、集めておく必要があります。ちなみに4トンを買うとすると、とある知り合いが働いている業者では広葉樹薪ですぐ燃やせる状態で23万円くらい、原木で12万円くらいです。しかも頼んでおいても、他のお客様もいるので確実に買えるとは限らない。

暖房代だけでこれだけ払えれば何の問題もありません。毎年買えば常連客として扱われ、優先的に薪を廻してもらえることもあるでしょう。

そうでない場合、なるべく薪を自分で集めて、乾燥させ、貯めておく必要があります。

そのためには前述のとおり、生活を変える覚悟が必要です。

薪をくれる方の立場になれば、いらない木はお金をかけず処分したい。また、早めにそのまま原木で持って行って欲しい。さらに切ったその場まで取りに来て欲しい。と思うハズ。

従ってご厚意をいただいたなら早めに貰いに行くのが優先の、フットワークの軽さが必要になってきます。

また、広葉樹ならありがたいですが針葉樹でも樹種を問わずもらうようにし、ストーブも針葉樹薪が燃やせるよう鋼板製にします。ほとんどの薪ストーブは鋳物製なので、あえて鋼板製を選ばなければなりません。ちなみに私が選んだ石のストーブも針葉樹薪を燃やせます。

また、原木があるところまで取りに行くのはもちろん、なるべく原木そのままで持って帰れるよう、トラックを持っておいた方がよいでしょう。私の場合は軽トラなので、2m弱の原木ならそのまま持って帰れます。

さらに、原木をもらったならチェーンソーで玉切りして(薪の長さで輪切りにすること)、斧で割って、乾燥させなければなりません。

ここで危なっかしいチェーンソーや斧も扱わなければならず、それに伴う色々な物も必要になります。

まずはチェーンソー。それに伴うものとして滑り止め付きの手袋、チェーンソー作業用ヘルメット、チェーンソーが足に当たった時に繊維が絡みついてチェーンソーが止まる前掛け、チェーンソーブーツ。斧も大きい物と小さい物、2種類あるといいです。

そうすると初期投資もある程度の額になってきます。覚悟がないと揃える気になりません。私の場合は、いろいろ調べて、初心者の自分に合うと思う物をネットで落としました。

チェーンソーは特に危ないので、素人が手を出すには、しっかりと安全対策をした上で、使い方をよく知っておく必要があります。私はチェーンソーを買ってから、周辺の安全対策のための防具を揃えるのに時間がかかり、季節の移り変わりなどもあって、一年程は使わずにしまったままでした。マキタのバッテリー式が良かったのですが草刈りが先に欲しくて、チェーンソーとセットで買ったためチェーンソーは後回しになってしまった事もありますが。

あとは教えてもらえる知り合いがいなかったので、図書館でチェーンソーパーフェクトマニュアルなる本も借りました。薪集めの仲間がいて、チェーンソーの使い方も教えてもらえると一番いいのですが・・・なんせ取り合いなので、一緒に薪集めをしてみんなで分け合う、なんて事が無い訳で。また、田舎の人はみんな田んぼや畑で忙しいので、時間を合わせてやるよりも個人で動いたほうが早い、という事情もあります。

林業の方や大工さんなどと知り合う事もありますが、薪の話になるとみんな口数少なめ・・・職業柄手に入ると思われるけど、そんなには無いからうちも困ってるんだよ〜っ言いながら、家を訪ねた時に見ると大量の薪確保!ここにも取り合いの片鱗を見る事ができます。たぶん自分がその立場だったら、薪をタダで分けることはしないですよね?その分業者に卸せば収入になる訳ですから。ですから上記の方々も売り物にならない薪をせっせと集めているのだと思いますよ。

さて、道具が揃ったら作業です。

これはもう、今後の毎日の中で行うことなので、日常生活の一部、仕事と同じです。

従ってここまで書いてこれば、日常生活を変える覚悟が無ければならない、ということも理解していただけると思います。

 

長くなってきたので、その②に移りたいと思います。

 

 

 

現場経過報告5/31

 

5月25日から現場工事はお休み。

電気屋さんや水道屋さんやガス屋さんなど、大工さん以外の工事もあるため、いったん大工さんたちは現場を抜けました。

ただし、大工さんたち以外はまだ準備が整っていないのか、他の工事も入っていません。

この間にも、銀行へのつなぎ融資手数料は日割り計算で発生しています。

一日でも空くともったいないと思えてきます。だって、つなぎ融資手数料は建築には全く生きてこないお金ですから。

C社に問い合わせの電話をして今後の工事予定を聞いていますが、まだ教えてもらってません。

 

6月第一週から軽井沢でログハウス建て方があるので、大工さんたちはその準備をしている、とのこと。

その準備がひと段落して時間ができた、とのことで、5/30はこちらの現場にみえてました。少しずつでも進められる所は工事されていました。

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これは工事とは関係ありませんが、足場があるうちしか撮れない画像。

アウトリガーと屋根の間の空間を横から撮影しました。

新鮮なアングルだったので、自己満足で撮っただけです。

さて、進んだ所は?と言うと、二階の各所にフィックスガラス窓が入っていました。

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二階北側のドーマーです。
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外に明るさの焦点を合わせるとこちら。
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東側妻壁。

フレーム以外はほぼガラスですね。

直射日光は遮り、明るさは取り込むための仕様です。
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同じ場所の左側。

今回新たに入った窓は、三角部分と台形部分です。
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同じ場所の右側。

今回入った窓は、同じく三角部分と台形部分です。
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これも工事とは関係ありませんが、一階北側の出窓。

前は開け方が分かりませんでしたが、いろいろ試しているうちに開きました。

気になっていたのは、丸太が太いので窓を開けると当たらないかな?ということ。
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ギリギリセーフ!

最大限開けると、隙間は1cm無いくらいでした。

セトリングで歪んでくると、当たることもあるかもしれない・・・
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これも余談ですが、軽トラに登って遊んでいた息子が、珍しい虫がいる!と呼ぶので行ってみると、確かに綺麗に光る虫が。

何かは分かりませんが一応収めておきました。
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これも余談ですが、庭造りは今年も進めようとラベンダーを植えました。

このラベンダーは今後も残すつもりなので、今後の庭造りも考慮した上で場所を決めて植えました。
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このラベンダーの品種は高さ、横幅ともに30cmくらいになる、とのこと。

苗の間隔はおおむね50cmくらいにしてあります。

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さらに、お花も欲しい、とのことで造ったのがコレ!

すぐ雑草に埋もれそうですが・・・随時手を加えていけたらと思います。

お花やハーブ、畑などは素人ですが、楽しみながらやっています。

出来栄えなどは考慮せず、まずはやってみようと。

失敗から学ぶ事も楽しいものです。

これからも家族が揃って、みんなで体を動かして、畑や庭造りや外構などをやっていけたらと思います。

そして、少しずつレベルアップしていけるといいな。

 

現場経過報告ブログは続きます・・・

 

 

 

カナダへ③

 

画像は、カナダへ②のブログ冒頭で紹介した建物の内部です。

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一階吹き抜けには階段がありますが・・・外観にも劣らぬ存在感ですね。

親柱に曲がりくねった一本の木があり、元々生えていた時とは上下逆に据えられています。枝も残し、穴もそのまま。実はこの穴の中に照明が仕込んであって、親柱の内部から間接照明のようにボンヤリと明るくなるようになってます。

そして、下半分は螺旋階段、上半分は真っ直ぐな階段の組み合わせとなっています。下半分の螺旋階段に合わせて、一階の壁は半円状に外に膨らんでいます。外から見ると、その半円状の膨らみの上に茅葺き屋根が葺いてある、という訳です。
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その階段を登ると、この吹き抜けを見ながら二階のオープンスペースに出ます。

この吹き抜けも大きくて開放感がありますが、使われている木材も個性的で、私としてはとても魅力的です。

手すりにも自然木をそのままスライスして使っていますね。

実は施主さんは家に知り合いを招くのが好きで、DJもできます。二階の吹き抜けに面した部分にはDJスペースと機材も設置されています。そのためイベントスペースとしての使い方も出来るよう計画された家です。

この吹き抜けを貫く大黒柱の下部がこちら↓
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枝が邪魔・・・でもこれを実現してしまう施主の心意気が大好きです。

自然を前にして、都合の良いように変えてしまったり、利用し尽くすのではなく、一歩引いて自然のありのままの姿を尊重する姿勢。自然の大切さを分かっていて、なおかつ謙虚さを持ち合わせているように思えます。

もちろん暖を取るのは奥に見える薪ストーブで・・・。

 

 

では本題へ。

カナダへ②の続きです。

ケロウナ空港前のホテルで一泊してから、翌日加工場へ向かいました。

ちなみに朝はあえてゆっくりめ。

これは時差調整のためもあります。

日本からカナダへ行く場合、旅行前は早寝早起きを心掛けたほうがいいです。

そして、カナダ滞在中は遅寝遅起きを心掛けた方が、日本に戻った時に日本時間に合わせやすくなります。

9時ころホテルを出て、朝ごはんを少し食べて、空港でレンタカーを借りたら出発です。

事前にGoogleストリートビューで一度通った道ですが、画像データとの時間差もあり、全くその通りではありません。

また高速道路みたいな、時には片側4車線ある一般道を一時間くらいドライブするので、全ての景色を覚えている訳もなく、周りを見たり、日本との違いを感じたり、C社の方と話をしたりしながら進みます。

途中は湖のほとりを走ったり、小さな町を二ヶ所くらい通ったりしてようやくエンダビーという町に入りました。

昔から木材流通の中継地点だったそうで、丸太も手に入ることからログハウス加工場が出来たようです。

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こちらがログハウス加工場の入り口。

道路からかなり奥まったところに加工場があり、入り口から数百メートルはあります。加工場に相応しい黄色い常設のクレーンがあるのが分かります。

この日はカナダの祝日でビルダーさんたちは休みとのこと。

入り口に車を止めて、C社の方は加工場入り口の門の鍵を開けていますが、時間がかかるので先に歩いて行って見てて下さい、と。

門の横を歩いてすり抜けて、歩きます。f:id:HAKUGIN:20200525125029j:imagef:id:HAKUGIN:20200525125114j:image

途中、これからログハウスになるであろう丸太たちが転がっているのを横目に見ながら進みます。

こうして原木を見ると、レッドシーダーとイエローシーダーの違いは一目瞭然ですね。
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近づいて来ました。

クレーンのすぐ横で仮組みされたログ材たちです。
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ドーン。

 

 

感無量。

 

 

 

まずは周りをグルグル回って外観から写真を撮ります。

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まだ途中ですね。

仮の柱がやけにみすぼらしいですが、後からつたない英語で聞いて仮の柱と分かり、ほっとしました。
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それにしても、太い。

自分で依頼しておいて何ですが・・・平均直径50cmの丸太を6段積み。

期待通りでした。
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開口部の加工も上端以外はまだ途中ですね。
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ノッチとアウトリガーの木組みの迫力がすごい。
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同じような画像もありますが、とりあえず撮ったものは全て並べておきます。
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水廻りの開口部も、3つともまだ上端のみです。
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ログエンドを揃えず、デコボコなのもいい感じです。
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そろそろ中へ・・・

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こちらも開口部は上端のみ済みで、まだ途中でした。
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窓が入る開口部はかなり大きめですね・・・
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中から見ると、この段階ではそこまで狭くは感じませんでした。
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二つの開口部も片鱗が伺えます。
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ウロチョロしてる間に、C社の方と現地の社長さんが来てました。

またまた、つたない英語であいさつ。

すると、なんと現地の社長さんがプレゼントをくれました!

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右はネイティブアート、鳥の彫刻です。

これは記念になります。家の中のどこか目立つ所に飾りたいですね。

左はこの会社のロゴが入った水筒。これも非売品でしょう。

やけに重いですが、後日コーヒー入れて出掛けたらすぐに冷めてしまい、保温機能はありませんでした。よってこれは家の中で使うことにしています。

その後少し話でもしようと、エンダビーの町のティムホートンズへ。

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これもこの社長さんのログハウス会社が造ったポストアンドビームです。

前はもう少し小さい建物だったそうですが、リニューアルしました。

ドライブスルーがほぼ標準になってますが、その屋根部分に前の建物を解体した時の木材を一部使っているそうです。

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正面玄関の画像が無く、画像検索したものを拝借。

夜ですが、ポストアンドビームの迫力はお分かりいただけると思います。

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内部はティムホートンズと、お土産屋さんと、公共のコミュニティスペースみたいな施設が入った複合施設となっています。

使われている材もかなり太く、至る所にチェーンソーカービングアートがあります。
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これはティムホートンズの店舗前。

画像が柱のチェーンソーカービング寄りで、ティムホートンズのロゴが切れてますが・・・

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トイレも綺麗、ネイティブアートのようなものがあったので撮影。

マヤ文明の壁画のような感じもします。

お土産屋も見て気に入ったのがこちら↓

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熊の手形を彫ったソープストーン。

石鹸置きの石です。

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もう一つがネイティブアートを彫り込んだディッシュプレート。

料理を盛り付ける板です。

この2つは妻へのお土産にしました。

 

その後、社長さんとお別れしてシルバースタースキー場にあるホテルへ。

この日と翌日も宿泊するところです。

 

(2020/6/8追記、行ったスキー場はビッグホワイトではなく、シルバースター でした。スキー場名を訂正し、画像も差し替えました。)

宿泊したのはこちら↓

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ブルドッグホテル です。

 

11月中旬ですが、雪が降ってれば滑れるかも?との期待を込めて、C社の方がココを予約してくれました。

結果、この日の夜に降雪15cmくらいありましたが、その後降る事はなく、根雪にもならないくらいで、滑る事も出来ませんでした。

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画像はシルバースタースキー場のホームページから拝借。

宿泊施設は二枚目の画像のようなメルヘンチックな雰囲気に統一され、子ども連れだと喜ぶかも?

 

という事で、記念すべき加工場見学の初日が終わりました。

この日はカナダの祝日という事で、ビルダーさんたちに会うこともなく、加工中の様子も見られませんでした。

それは翌日の楽しみにして床につきました。

 

カナダへ、のブログは続きます・・・