ハンドカットログハウス建築日記

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建築工事再開! &現場経過報告7/16

 

7/16は薪置き場に敷くためのパレットが手に入りました。

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そして軽トラにちょうどうまく収まります。

画像のように左右に一枚ずつ立てて置くと、中央部分にはちょうど敷いた状態で収まります。

薪置き場の下をどうしようか考えた時に、手早く浮かすことが出来そうな物として、パレットが良いのでは?と思いました。

パレットは運送業、小売業、農業などの拠点に行くと、邪魔そうに敷地内の隅に積み上げられています。

要らない物を貰えませんか?と聞くと、数枚なら、と頂けることがあります。

皆さん何故か、数枚なら、という事が多いです。木製の物は全部持って行っていいよ、という場合もありました。

パレットの管理方法として、プラスチック製の耐久性が高い物は会社の所有物である場合がほとんどで、空いたら返す、が原則のようです。

木製の物もありまして、これは使い回して朽ちてこれば、処分料がかかるので放置されます。

タダでいただくには木製の方が手に入りやすいですが、地面に置いて上に薪を積むので、出来れば水に強いプラスチック製の方がいいです。木製の物は、最後は汚れを落として、DIYに使うか、BBQや焚き火などで燃やしてしまおうと思います。

 

それはさておき・・・

現場に着くと、何やら動きが・・・

 

置いてあった建築資材が一部無くなっています。

中に入るとログビルダーさん達が!

なんと工事再開していました!

私の現場の後に行っていた別の現場が、早めにいったん区切りがついた、とのこと。

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この日は建具まわりを塞いでいました。

こちらは東側の掃き出し窓です。

建具上のセトリングスペースも塞がれました。

建具まわりは、家の外は終わっていましたが、家の中はまだ済んでいませんでした。
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拡大するとこちら。

家の中も全てレッドシーダーです。

外は耐久性の高いレッドシーダーを使うとして、中も使うのはありがたいです。C社の拘りですね。

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こちらは南側の窓。

同様に塞がれています。
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こちらは北側の出窓。

ここはまだ途中でした。

出窓はおそらく収め方が違うのでしょう。
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いちおう塞ぐ前の状態が分かるよう、写真に残しておきました。
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こちらは風除室の窓。
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こちらは既に済んでいた、同じ窓の外側ですが、何か違うのにお気付きでしょうか?
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拡大するとこちら。

外側はあえて荒い製剤方法の側を表面に使っています。

これはC社の建て物ではよく見るやり方です。

板材は、表面に使う一面だけは磨いてツルツルにしてありますが、C社はあえてその面を表面に使わず、荒い面を表面に出しています。

分かる人が見れば分かる、C社のささやかな拘りです。

ただし、これは一般住宅には受け入れられにくいでしょう。

荒く、ささくれが立った表面を表にしたら、見た目も悪いし、ささくれが刺さったら怪我するでしょ?と言われそうです。

その点ログハウスを選ぶ方々は、この面の使い方、他にはなくて面白いね!となります。

考え方の違いですが、ログハウスを選ぶ方々はこれを自然に受け入れられることと思います。

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また、中に入るとコンセントやスイッチが付くところは、石膏ボードが抜かれていました。

上の画像は風除室の壁(扉の左側)。

上はスイッチ用、下がコンセント用です。

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こちらはトイレ外側の壁。

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こちらは風除室の壁(扉の右側)。
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こちらは脱衣場の壁。

 

そして二階へ上がると、
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外にあった資材がここに移動していました。

おそらく移動するのにもかなり労力が必要だったと思います。

これらは二階の床材となるレッドシーダー板材です。
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木工用ボンドみたいな物が塗られています。

これを端から順に詰めていくだけ。

結構単純作業なのかもしれません。

板材の端は、一端は凹型加工、もう一端は凸型加工されており、並べて置いて横からトントンと叩くと固定されます。その繰り返しです。
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一部張り終えた二階床。

ログ材のウエスタンレッドシーダーほど木の表面の色艶がありませんが、それでも板材によって色が若干異なります。

実はこの板材は壁に張るための物です。

C社では今までもこのやり方で床を仕上げた家がたくさんあります。

安く、でもレッドシーダーを使う事には拘る場合の、一つの方法です。

デメリットとして、原則壁材なので薄めです。人が乗ったり、踏んだりする事は想定してないので、割れることもあり得ます、とのこと。また板材の角が斜め45°に削られているので、合わせ目のところに三角の溝ができます。フローリング面が真っ平ではない、という事です。よってホコリが溜まりやすくなります。

ログハウス を選ぶ方々はこんな細かい事は気にしない、ということはもはや説明不要ですね?
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最後に、カナダの加工場の方がコンテナにサービスで入れてくれた、イエローシーダーの丸太の根本部分。

大きさが分かるように手袋を置いてみましたが、直径が80〜90cmはあろうかと思われます。

敷地内の片隅に放置されていますが、いい感じに色が変わってきました。周りの部分の方が変色が早く進んでいます。

いずれログハウス全体がこの色になっていきます。

白に近い灰色。

自分が生きている間に見られるでしょうか?

 

現場経過報告ブログは続きます・・・