ハンドカットログハウス建築日記

HAKUGINは静かに暮らしたい

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ログハウス専門誌復活!

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画像は海外のとあるログハウス。

広めの空間設定や、タイル張りのバリアフリー床が海外らしいですね?

この画像で注目したいのは一階天井を走っている数本の丸太。構造材として二階床を補強しています。

最近は一般住宅のリビングなどの天井にも、このような木材をあえて現しとして空間アクセントを付けるものが見られます。ログハウスを見てきた私としては、見慣れたものですが、一種の流行りなのでしょうか。しかし一般住宅の場合は角材が多いので、やはり迫力不足だと思ってしまいます。また一本物の角材ではなく、貼り合わせで太さを出した角材が多いのも残念です。

ログハウスの場合は一般的な角材ではありません。丸太そのままなので、強度の面でも、空間にアクセントをつける面でも角材以上に有効です。強度としてはここまでの太さは要らないのかもしれませんが、空間アクセントの意味では存在感抜群です。

実はこの構造材を丸太のまま使う、というところにもログハウスメーカーごとに特色があります。

一番豪快なのは、私の2番手候補だった三重県松阪市K社。

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この画像はK社の建築途中ですが、ログ材が組み上がった最上段に、丸太が1mピッチで並んでいるのが分かると思います。

ここは始めの海外の画像とほぼ同じ仕様、1mピッチで丸太を使います。しかし一階天井板は無し、二階床に板材を敷くだけが標準仕様です。

これだけ丸太を使いますから、強度はそれで問題ないでしょう。

一階天井板が無いので丸太がそのまま見られることはメリットですが、デメリットもあります。一階天井と二階床の"厚み"が無いので、二階の足音・物音がよく響きます。またこの"厚み"を利用して様々な物を入れる事ができないので、電気配線、配管類も露出します。また天井カセット型エアコンやダウンライトも付けられません。薪ストーブの輻射熱も二階へ逃げやすいでしょう。

ところで、私が建築依頼したC社はどうかと言うと、"構造的に強度が必要なら丸太を入れる"というスタイル。

必要に応じて、ということですね。↓

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画像は横幅6mに対して、丸太は一本だけです。

丸太以外の部分は角材の"根太"で補強となりますが、一階天井板を張るのでそれらは隠れてしまいます。丸太は太さがあるので、"厚み"からはみ出た分だけは露出します。

C社はなるべく丸太に穴を開けないので、この"厚み"部分は重宝します。・・・

 

 

 

前置きが長くなりましたが、本題へ。

 

ログハウス専門誌が復活してました!

夢丸が廃刊して約一年。これは先日のC社との打ち合わせで知りました。

雑誌名はキノハス。

すでに発刊されているので、専門誌が無かったのは一年弱になりますね。

私もまだ見てないのですが、オンラインでも見れるようになったそうです。

ログハウスを周知するためにも、やはり専門誌の存在は大きいですね。

このブログを読んでいただいている方々もぜひどうぞ。