ハンドカットログハウス建築日記

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金額、銀行ローンについて その②

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画像は、私が建築依頼したC社が過去に建てた、個人別荘です。

かなりこだわりのログハウスですが、室内の開口部、屋外のログエンド(丸太を切った木口)が鉛筆みたいに加工してあります。また、室内の丸太のうち一本は動物が彫ってありますね。鉛筆状の所はビーバーカットと言いますが、本当にビーバーがかじった跡がこのようになるのかは知りません。

丸太の端をどう仕上げるかもログハウスを建てる時のこだわりどころですね。私がどうしたかは、後日組み上げの日をお待ち下さい。

 

 

では本題へ。

 

一般的に家を建てる時は、土地があり、建築会社が決まり、お金を工面する必要があります。

そこで今回はお金の話、後半です。

主に銀行ローンについてです。

 

この件については現在進行形なので、今までのことだけ書いておきます。これからのことも、もちろんその都度書いていきますが。

 

前回のブログでログハウスの工法別の値段の目安を書きました。そして、一般的な住宅よりも高いので、僕なりの考え方も書きました。これからログハウスを建てる方への応援も含めて書いたつもりです。

そこで・・・

足りないお金はどうするか?

 

一番いいのは親族を頼ることかと思います。

土地選びでも書いたように、土地を親族から提供してもらうこともあるかと思いますが、その場合住宅に対してもお金を出してもらえることが多いのではないでしょうか?私はそれは期待できないので詳しく知りませんが、今は親族からお金を貰っても、税金(相続税?)がかかる限度額が引き上げられたと聞きましたし。

 

そうでない場合、銀行からお金を借りることになります。

ここでは今までの自分の理解と違うことがありました。ログハウスではなく一般的な住宅の場合も私と同じようになるのか分かりませんが。

 

まず私の現時点において、全ての計画は決まっておりません。これはC社のやり方かもしれませんが、ログ材を海外で加工するため、その加工場に事前にスケジュールだけ押さえる、予約みたいなものを入れておくようです。そこに間に合わせるように、ログ材の加工方法のみを先に決めていきます。具体的にはログ材で囲う室内の広さ、窓・玄関・アーチカット(開口部の位置・大きさ、どこをくり抜いて区画と区画を繋ぐか)、大まかなレイアウト、小屋組(2階ロフト部分の柱、棟木、母屋、筋交などの木材部分)などです。キッチン、トイレ、風呂、玄関、扉、電気配線などの詳細はまだ決定していません。

私としては、全ての計画が決まり、全ての金額が決まり、それから銀行に行くものと思っていました。

もちろん、加工が終わってしまうと変更ができない所もあるので、細部も想定しておきますが、その打ち合わせはまだ行ってないので、私が大まかに考えをまとめてあるだけです。

またログハウスの場合、実際の大きさを見てから決めた方がサイズ感が分かりやすいようです。それもあってC社は最初から細部まで決めないようにしているようですが、実際、組み上がった後に内部の変更をする事が多々ある、とC社の方が言っていました。これもログハウス独特のことかもしれませんね。使う木材の太さによって室内の実際の有効面積、有効体積、見た目の圧迫感が変わるということです。ログハウスの平面図、レイアウトを考える時は、広さに余裕を持ってプランニングするのが原則です。

 

上記のような事情もあって、契約書の金額も大まかなものです。その大まかな金額で銀行のローン事前審査を行い、借りる予定の金額の半分をつなぎ融資で先に貰った状態です。その後、すぐにC社に振り込みました。

つなぎ融資は詳しくは検索していただくとして、簡単に言うと、ローン実行(銀行からお金がもらえる日、と同時に返済が始まる日)が住宅完成時なので、住宅メーカーに先にお金を払う必要がある場合に事前に借りるお金です。もちろんこれには手数料がかかりますが、つなぎ融資無しで建ててくれる住宅メーカーは少ないでしょう。建築途中の補償のこともありますし。

このつなぎ融資も、初めてやる身にとっては不思議なものです。

借りる総額も決まらず、返済期間、利率なども決まってない状態で、4桁万円のお金を事前に借りられる。

今後の返済をどうするか、どのローンにするのかもこれからです。

銀行の方や不動産業界の方には一般的なことみたいですが、銀行の事前審査が大切で、それに通ればほぼ他の事もスムーズにやってくれるようです。

またC社の場合お金の支払い方は、カナダ木材発注時に契約書の総額の1/2、基礎着工時に総額の1/4、上棟時に総額の1/8、完成時に総額の1/8でした。これをその都度、手数料を払ってつなぎ融資してもらうことになります。

 

以上、今のところまでのお金関連の流れを書きました。

これからという方も、ある程度の流れが分かっていれば、いつ何をやるのか心づもりができますね。参考になれば幸いです。