ハンドカットログハウス建築日記

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ハンドカットログハウス建築&日記

メーカー選び①

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画像はスキー場で見かけたリフト小屋です。

いい感じで年月を重ねていますね。フルログ部分と柱部分があり、フルログとポストアンドビームの混構造に一つの屋根がかかっています。私のマイホームもこの混構造なのですが、フルログ部分はセトリング(木が乾燥して壁の高さが下がる)があり柱部分はセトリングがなく、放置すれば屋根が傾きます。その対応は構造的に工夫がいりますが、この建物はどうしているのか気になりますね。

 

 

では本題へ

一般的にマイホームを建築するには、建てる土地があり、メーカーまたは建築会社が決まり、お金を工面する必要があります。

そこで今回はメーカー選びについてです。(土地購入、セルフビルド、銀行ローンについては、また別ブログに書きたいと思います。)

 

現在、ログハウスを建築できる会社はどれだけあるのでしょうか?

ログハウス専門誌夢丸が出ていた頃はログハウスメーカーの情報も得られやすかったのですが、もう今は発行されていませんので初期段階としてはネット検索が全てでしょう。

ちなみに私がよくやっていた、街中で見かけたログハウスに突撃訪問は、おおむねオーナー様はウェルカムな雰囲気でいろいろな話を聞かせていただきましたが、建てたログハウスメーカーは今はもう無いんだよね・・・ということもしばしばでした。バブルの頃は何百という会社がログハウスを取り扱いしていたそうです。逆に考えると、バブル崩壊から久しい今もログハウスを扱っている会社はその後の社会淘汰を生き残った、歴史と信頼のある会社かもしれません。

 

また夢丸のバックナンバーを見ても、まだやっている会社がおおむね分かるかもしれません。ただし、私も一度メーカー所在地まで話を聞きに行った北軽井沢の某N社も事業を辞めてしまったり、情報はどんどん古くなっていきます。また、夢丸に載っているログハウスメーカーが全てではありません。当然メーカーが雑誌に載るには広告料を払っている訳で・・・広告料を払って新規顧客獲得をするか(前者)、広告料を払わずにその分顧客に還元するか(後者)、ログハウスメーカーにとって方針が異なります。後者の方が我々一般人にとっては好印象なのですが、過去5年ほど夢丸を定期購読した身からすると、毎回載っている会社もあり、そういう会社はある意味経営が上手くいっていて長く続いている訳で・・・

どちらを選ぶかは建てる人次第です。

 

また後者については、単純に広告が下手、または眼中にないということもあります。それには地域差もあるように思います。

少し話がそれますが、都市部から山間部に移住した身としては、ビジネス感覚・人付き合い感覚の違いを感じます。いわゆる田舎の人は人の縁で生きています。仕事も必要なことだからやっていて、知り合いから紹介されて発生するのです。また、そのやり方で生き残れているので、ある意味その地域での業界独占状態で他社との競合ということがありません。はじめて行く場所では、おおむね住む場所の町内会名(私が住む地域では町内会ではなく区や、隣組と呼ぶ、昔の部落単位くらいの範囲か?)や、勤め先、誰かの紹介かなどを聞かれます。これらを答えて何か繋がりがあれば安心するのか、人々はかなり心を開いてくれます。ビジネス上で出会った人でも、一見様では愛想もありません。また、都市部から来た人は都市部のお店の接客を期待しないほうがいいでしょう。自分が客として店に入っても店員さんは挨拶なし、知り合いと延々と話し続けている、といった具合です。

このことは、都市部にお住まいで田舎に縁がない方は頭に入れておくと、建築を進めていく上で精神的なムラが少なくなるでしょう。

前者はおおむね都市部の人、地元の人にも対応可能かと思います。後者は地元の工務店・木材関連業者で、依頼があればやるよ的な地域密着型ともいえます。

 

脱線癖が悪くて申し訳ありませんが、話を戻して・・・

と思ったのですが、長くなりましたので次のブログにします。