ログハウスに決めた!
家を建てようと思った時、どのような経緯で決まるのでしょうか?
私の場合、妻と初めて出会った日に決まりました。彼女はその時から「私はログハウスに住みたい。」と言っていました。その時はログハウスについてなんとなくのイメージしか無かったのですが、面白そうだな、と思ったのを覚えています。
元々スキーや山登りが好きだったり、子どものころよくキャンプに行っていたことも影響しているかもしれません。山の中の別荘地にはログハウスがよくありますし、自然の中で過ごす事でなるべく自然素材で家を建てたい、という思いが芽生えたのだと思います。
結婚してから、家を建てたくてログハウスについて調べ始めました。そしていつしか、妻よりも自分の方がログハウスに魅せられていました。新婚旅行にも、定期購読の手続き後、初めて届いた夢丸を持っていきました。
夢丸とは、"夢の丸太小屋に暮らす"の略で当時唯一のログハウス専門誌で、隔月刊でした。その後ログハウスマガジンに誌名変更しましたが、2019年3月号を最後に発行されなくなってしまいました。
夢丸を発行していた会社、地球丸から出ている色々な雑誌も図書館で借りて、ログハウスにも色々な種類があることも分かりました。
私は最初から迷うことなくハンドカットのフルログ、それ以外にするくらいならログハウスは建てない、と公言していました。
お金のことなど考えず・・・
ちなみにハンドカットのフルログ、という言葉は、ログハウス建築会社に連絡してログハウス施工物件を見学させてもらった時に知りました。夢丸にはフルログという言葉は出てこず、
ハンドカット↓
マシンカット↓
ポストアンドビーム↓
が主な分類かなと思っていましたが、建築会社はハンドカットかマシンカットかで区別しています。また、ハンドカットでも横積み(フルログのこと)なのかポストアンドビームなのかで区別しています。
ログハウスと言っても色々ある、それでもハンドカットのフルログにこだわるのは、単純に圧倒されるから。
高校生になるまで音楽の"お"の字も知らずに、いきなりX JAPANの紅のイントロを聴いた時と同じでしたね。頭の中で雷が落ちた。(その後ドラムやったりして・・・一年で辞めたけど)
その後も車を運転していると、よそ見ばかり。視線は街中の家に向いてました。三角屋根で茶色っぽい外観だと、即ウインカー作動!前の信号は隣の妻が教えてくれたお陰で、なんとか事故にならずに今日まできました。始めは楽しくて、ウロウロしたり、突撃訪問して話を聞いてみたり。
でもそのうち、マシンカットだったり、ログハウス"風"だったり(ただの板貼り)すると、あまり興味が湧かなくなりました。
丸太そのままの豪快さ、自然への敬意、それをなるべく手付かずで残したい、そしていつもそれを感じながら暮らしていきたい・・・
その後もマイホーム建築を考える時、ハンドカットログハウス以外に興味はありませんでした。
これは僕にとって幸せなことでした。
なぜなら他の家と比べることに時間が取られなかったから。
以前よく某B社のログハウス展示場を訪れていた頃、そこの社員の人に聞いたことがありました。
「なぜこの会社の社員になったのですか?」
「他のメーカーと比べられたくないから。この会社なら相見積もりされることなく家の話に専念できる。」
その方は実際に自分の会社で建てた家に住んでいて、日々の暮らしにとても満足そうでした。その気持ちは、とても幸せに溢れていると思います。それをお裾分けしたい、という気持ちもあるでしょう。
(まあ今となっては、ログハウス建築会社として某B社を選ぶことは100%ありませんが)
僕も"マイホーム候補として"、他の構法の家や一般住宅をハンドカットログハウスと比べることはありませんでした。
ただし、ログハウスのメリット・デメリットを知るため、または一般的に家を建てる時のことを知るために、他の構法や一般住宅を勉強したり、よくある大手の建築会社の寄せ集めの住宅展示場にも行きました。
ログハウスといっても、"一階の壁が木の横積み"という以外、かなりの部分で一般住宅と同じですので。基礎、床、屋根、内装のほとんどは一般住宅のことを知っていた方がよいでしょう。
とにもかくにも、一目惚れ的にハンドカットログハウスに決まり、それ以外には目もくれない状態で、ここまできました。
埼玉県N建設のブログにもたまに出てくるフレーズですが・・・
ハンドカットとマシンカットで迷うなら、ハンドカットは、辞めたほうがいい。それくらいハンドカットのことしか考えてない人が、ハンドカットを建てるべきだ。ハンドカットのデメリットが気にならないくらい、ハンドカットに魅了されている。
この心境に同感と思える人は、ある意味幸せだと思うのです。
そして、これからハンドカットログハウス建築を考えている方!
応援してます!!!!!!