ハンドカットログハウス建築日記

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ハンドカットログハウス建築&日記

緊急事態!? その2

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画像少なめなのでなるべく載せていきますね。これはお気に入りの岐阜県御嵩町にあるパン屋さん、風見鶏です。

 

続きです。

汚れ・腐る・カビの問題についてです。

 

基本的には、その都度落とすしかないかと思います。

汚れは取り除き、腐る・カビについてはその都度表面を削ってしまえば良いのです。

ちなみに表面を削る、というのはマシンカットの場合ためらわれるかと思います。ログ材の太さが均一ですし、元々細いから。気軽に削れるのもハンドカットのいいところですね。

従って、汚さない・濡らさない・カビさせない、が大事です。治療より予防ですね。

そこで木材保護塗料を塗って守りに入る訳です。数年おきに再塗装も必要です。

一般的には・・・

 

自然素材である木材を最大限に使って家を建てるのに、最後の最後で化学物質で家をコーティングしちゃうの?

僕はそれが嫌で、"無塗装"とすることにしました。詳しくは"無塗装"でブログを一つ書きますね。

 

話を戻して、汚れ・腐る・カビについてですが、腐る・カビについてはいろいろな要素が絡みそうです。

私は大きく捉えて3つ、家の外部の湿度、雨や雪、樹種に気を付けました。

家の外部の湿度は、自然環境のことなので土地を選ぶことから始める方は、もちろん考慮に入れておかなければならないと思います。気候的に湿度が高い土地よりは、低い土地を選びたいものです。湿気がたまらないよう、風通しがいいかも大切です。

雨や雪は、ログ壁にかからないように構造上の工夫がいります。具体的には屋根を大きく架ける、アウトリガー(屋根をログ壁よりも外に出す)を採用する、基礎を高くする、でしょうか。

樹種を選ぶのも楽しいですが、見た目・香り・構造材としての強さとともに、水・カビ・腐りに強い樹種を選ぶことも大切です。ログハウスに使われる樹種はおおむねこれらに強い物ですが、その中でもどれを選ぶかという、マニアックなところにこだわりたいですね。

ちなみに私はカナダ産のイエローシーダーにしました。樹種の決定については、また、別の機会に。

 

 

後半は、ログハウス建築会社の対応についても書いておきます。

大前提として、やはり雨や雪に濡れないに越したことはありません。

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この状況を、建築会社にこの日朝イチで電話報告しました。

返答は想定内、「全然問題ないです。ご自身で雪をはらって、シート被せてもらってもいいですよ。できないなら、いちおう現地に一人行かせますね。」

その後どうなったか連絡、報告は無し。この電話の2日後の昼はそのままの状態で、3日後の朝にはシートが被せてありましたので、その間に対応してもらったのでしょう。

その程度の問題だということです。

元々が、カナダでの加工中から雨ざらしざらしですので。

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また、自分が建ててもらう業者とは別の業者の対応も、知っている限り書いておきます。

今、私がログハウス建築会社のブログで毎日見ているのが、埼玉県のN建設と、三重県のK社です。この2社は毎日ブログを更新しています。それぞれの会社のホームページからブログに飛べます。

 

まずはK社から。

2019/12/25のブログでちょうど、雨の中でハンドカットログハウスの加工中のことが書いてあります。

どこのログハウス建築会社も同じ事が分かっていただけると思います。

 

続いてN建設。

こちらは、事実をお伝えする意味でも注目していただきたいブログです。

辛口なブログですが、自社の気を使っているところ、施工の丁寧さを売りにされてます。

最近このN建設の施工で、今の私の家の近くでマシンカットログハウスの建築が始まったので、とても注目しています。

そしてこの会社の売りの一つが、ログ材の扱いの丁寧さ、組み上げまでの間のログ材保管倉庫の存在、ログ組み・棟上げ・屋根を架けるまでをスピーディーに行いログ材を濡らしません、ということ。

しかし、家の近くの現場をこまめにみていると、天気予報が怪しい日にクレーンが・・・まさか今日から組み上げ?

翌朝雪が積もりましたが、見に行ってみるとその中を作業されていました。

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気温が高く、湿気の多いボタ雪でした。

道路は雪が溶けてますが、赤いクレーンの手前の青いビニールシートの上に、まだ雪が残っているのが確認できます。

ログ材を濡らさず、丁寧に施工する事が売りのN建設が、雪の中ログ材が濡れても作業している・・・

ブログにはどのように書くのか・・・・

 

 

結果はご自身でN建設ブログを見ていただければ分かります。

N建設も雪の中、作業しているのは事実。

これで、ログ建築の際にまったくログ材を濡らさない方法はない、ということが分かりました。

どの建築会社に頼んでも濡らしてしまう可能性はあるということです。

そして濡れても、木についての知識があれば安心できると思います。

 

 

以上、雪が降って書きたい事ができたので、先に書かせてもらいました。今後はログハウス建築について、なるべく時系列で書いていきます。

ここからが本番です。

今後ともよろしくお願いします。