ハンドカットログハウス建築日記

HAKUGINは静かに暮らしたい

ハンドカットログハウス建築&日記

現場経過報告5/12

 

少しずつに思えますが、確実に現場は進んでいます。

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こちらは東側妻壁です。

建具周りに木枠が付きました。

レッドシーダーをその場で必要な長さに切って付けているので、辺りはいい匂いです。
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北側ドーマーのフィックスガラス窓の周りも同じく木枠が着きました。

なんか、だんだんガラス窓の大きさが小さくなる気がする・・・

C社とはドーマーの大きさは確認しましたが、窓の大きさは聞いていませんでした。

でもこんなに小さいとは・・・

今更言っても遅いので、黙っておいて気分良く仕事してもらう事にします。
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こちらは物置。

その入り口周りにもレッドシーダーの木枠が付いています。
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物置を裏側から見ると、防水シートの上に合板が付け始められていました。

画像右下辺りだけ合板が付いています。
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おまけで、出窓の窓を開けた画像です。

中の大工さん達は暑いでしょうし、換気のためもあるでしょう。

実は密かに窓を開けてみようと試みたのですが、開け方が分からず断念しました。
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内側から窓が開いているところ。

どうやって開けたんだろ?

聞いとかなきゃ。

 

現場経過報告ブログは続きます。

 

 

 

現場経過報告5/11

 

この日は、前日まで一部の窓しか見られなかった周りの仕上げが、全て終わっていました。

グレーの布テープみたいな物が貼られています。

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こちらはキッチンダイニング南側。
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窓の上を拡大するとこちら。

窓の上はセトリングスペースで多めに開いているので、後から内部側からグラスウールの断熱材を入れて、トリムボードと呼ばれる板材で隠します。
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こちらはキッチンダイニング東側。f:id:HAKUGIN:20200512134204j:image

拡大するとこちら。

セトリングスペースがかなり広いです・・・

C社の方曰く、"セトリング比率は大きくても5%ですが、いちおう7%で計算します。あとは、丸太の強度を確保するために、開口部の上下端はなるべく丸太の一番太い所の近くに合わせてもらっています。そのため、開口部によっては若干多めに切ったり少なめに切ったりしています。"とのこと。ログハウスの加工は奥が深いですね・・・
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こちらはキッチンダイニング北側。
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トイレ、風呂、脱衣場などの水回りを外部北側から。

この画像からは先程の話、セトリングスペースが開口部によって差がある件、が見て取れると思います。

真ん中のお風呂の窓は、左右の窓よりもセトリングスペースが極端に狭くなっています。
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こちらは脱衣場を内部から。

 

また妻壁など、二階部分の壁の外部は、合板が貼られていました。
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こちらは西側。
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南西(玄関ポーチ上)。
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南東。
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東側。
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最後に風除室の床の補強です。

風除室の壁が一部斜めになるので、四角く区切ってあった土間部分を後からフローリング面に合わせて、補強してありました。

 

現場経過報告ブログは続きます。

 

 

 

現場経過報告5/9

 

この日、現場に着いて外観を見ると、若干変化がありました。

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車庫奥の物置の壁全体に防水シートがかかりました。
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角度を変えて見ても、壁っぽくなりました。

窓は、C社の方が在庫していていつか使おうと思っていた面白い物があるという事で、5/12に付く予定です。
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物置の入り口も扉を残して、防水シートがかかりました。

内部は高さが結構あります。

DIYのやりがいがありそうです。
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大きめの窓も設置されていました。
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拡大するとこちら。
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内部からがこちら。

奥行きがあって色々と使えそうです。f:id:HAKUGIN:20200510180204j:image

南側の大きな窓も。

キッチンダイニングの窓は3ヶ所ありますが、どれも大きめです。
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前の日に見られなかった二階部分の窓。

東側妻壁の開閉式はすでに付いています。

二階内部に入って・・・
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玄関上のトラス奥、妻壁の窓です。
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西側妻壁です。
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こちらは二階北側の、屋根と床が合わさる部分です。

後から現場を見て決めたことですが、ここには低い位置に壁を付けて、中に色々な配線をまとめることにしました。

ついでにこの壁にコンセントを付けることにしました。
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お風呂の窓を室内側から。

全ての窓に網戸が付きます。
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拡大するとこちら。

なんとなく網が見えるかな?
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最後に建具周りの仕上げを。

外側だけ仕上げが途中までやってありました。

建具とログ材の間を塞いであります。

 

今後も現場経過報告ブログは続きます。

 

 

 

現場経過報告5/8

 

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この日はいい天気でした。

屋根に足場が増えていたので、そろそろ屋根屋さんが仕上げに取り掛かるのかもしれません。

内部はというと、壁枠が増えてきました。

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こちらは車庫からの勝手口から覗いた室内。

左右の壁となる所が分かります。

左右の幅は平面図で見て想像していたよりも広く感じました。

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こちらはキッチンダイニングの大きい方のアーチカットから覗いた玄関ポーチ・風除室です。

画像手前が風除室、その奥が玄関ポーチになる所です。
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同じ場所から右を見ると、それ以外の部分も壁らしくなってきました。

右がトイレ、真ん中が風呂、左が脱衣場となる所です。

さらにその左は車庫に出る勝手口となります。
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こちらは外から玄関ポーチを覗いた画像です。

正面は壁、右に玄関扉が付きます。
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玄関ポーチの中に入り左を見ると、玄関扉があって、すぐ風除室となります。

画像は風除室の半分土間部分と、半分フローリング部分が見えます。

風除室からの室内扉は、フローリング部分に斜めに付きます。
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同じ場所からもう少し右へ首を振ると、風除室の斜めに付ける扉の枠が分かります。
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同じ場所からさらに右へ首を振ると、風除室内の開口部が見えます。

下の方にある、横長の窓がそれです。
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玄関部分を外から見るとこちら。

左にポーチへの入り口、そのすぐ右下に風除室内の窓が見えます。f:id:HAKUGIN:20200510090546j:image

拡大するとこちら。

もうお気付きでしょうか?

すでに建具が入ってます!
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家の裏側・北側から見ると、トイレ、風呂、脱衣場の建具も入っていました。
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東側妻壁も小さな開閉式の窓は入っていました。

それ以外の部分はフィックスガラスとベランダ扉になります。
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玄関上のトラスの奥、妻壁部分にも窓が入っています。
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これはキッチンダイニングの南側に入る窓です。

近くで見るとデカい!そして重そう。

アメリカ製特注品だそうで、真ん中の大きな窓はフィックスガラス、左右の縦長の部分は開閉式です。

ここに網戸も付きます。
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こちらはキッチンダイニングの北側に入る窓です。

同じくアメリカ製で、南側よりもさらに重そうです。
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キッチンダイニング東側に付く掃き出し窓です。

うちの6歳の子と比べると、大きさが分かりやすいです。
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こちらはキッチンダイニング北側の出窓を取り付け中の画像。

ビルダーさん3人がかりでもやっと、という感じです。

 

これで建具は一部を除いて取り付けが終わりました。

残りは二階妻壁のフィックスガラス、二階北側ドーマーのフィックスガラス、一階扉類が残っています。

建具が付くと、完成後の室内の雰囲気も分かるようになって来ました。

 

現場経過報告ブログは続きます。

 

 

 

現場経過報告5/5

 

この日、朝イチで薪を置きに行くと、前日までの屋根工事でおおむね屋根が覆われていました。

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こちらは玄関側。
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こちらは裏側。

残りはドーマー部分と、画像右側の一部だけです。
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ドーマーを下から見上げると、奥の方まで屋根材が貼られていました。
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まだ屋根材が貼られていない部分がこちら。

ガルバリウム剛板一枚分が残っていましたが、昨日はここで時間が来たのでしょう。
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ここが残されていたおかげで、この内部処理が画像で残せました。
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その後、この地域では太陽の周りに虹が丸く出ていました。

専門的には名前が付いている現象なのでしょうが、よく知りません。

珍しいなぁ、と言いながら家族BBQでランチ優先です。

前に、志賀高原で曇りの日にスキーしていた時も、同じ現象を見た事があります。曇りの日に出やすいのかもしれませんね。
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午後も現場を覗いたら、電気配線が通っていました。
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このように、ログ壁には穴を開けないように計画しています。

ログ壁の上の角材に開けた穴から吸い込まれていって・・・
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外の天井軒裏に行っていました。
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二階部分にも配線が通っていました。

画像が分かりづらいかもしれませんが、吹き抜けとなる所から、ログ壁の上の普通の壁となる部分を見上げて撮ったものです。白い防水シートの部分が普通の壁となる部分です。この配線は、吹き抜け内を照らすブラケットライト用です。

 

現場経過報告ブログは続きます。

 

 

 

現場経過報告5/3

 

現場では、ログビルダーさん達は5/1も作業され、5/2〜6までGW休みとなりました。

入れ替わって屋根屋さん達が5/2〜5に作業されます。

私は、5/1、2は現場を見に行くことができなかったため、5/3に見に行きました。

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現場へ着くと一部屋根材の赤いガルバリウム剛板が乗っていました。

今のところ材料を並べただけで、"この後屋根の上に足場を組んで、締めます"とのこと。
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屋根は上高地帝国ホテルにちなんで、赤いタテハゼ。

屋根の線が縦に走っているのがお分かりいただけると思います。

ガルバリウム剛板は横向きに葺くのが一般的と思っていましたが、実は勾配によるのだそう。

急な勾配では横向きに葺くのが一般的ですが、緩い勾配は縦向きに葺くこともあり、平屋などの極端に緩い勾配では逆にタテハゼにしなければならない、という規制があるそうです。

この屋根の場合七寸勾配ですが、これはまだ急な勾配に当たるらしく、あまりタテハゼはやらないので珍しい、とC社の方に言われました。
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少し拡大してみると、剛板がどのように折られているか分かります。
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北側に回り込むと薪ストーブの煙突が付いていました。全部ではなく、一部屋根に絡む部分のみです。

拡大するとこちら。
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薪ストーブ店から"雪割も付けて下さい"と言われていたので、雪割も確認できます。煙突奥に三角に立ち上がっている物がそれです。OKの返事はしていませんが、勝手に付けられていますね・・・

それにしても雪割デカい気がします・・・

周りのおうちはもっと可愛らしい雪割ですが・・・

雪割は、屋根にたくさんの雪が積もった時、雪がずり落ちてきて薪ストーブ煙突を押してしまうことを防ぐためのものです。雪の圧力は強いので、煙突に横からの力で負担がかかります。最悪の場合、煙突が曲がることになるのかもしれませんが、周りの板金などが歪んで、水切りが悪くなりそうです。繰り返せば、雨漏りの原因にもなるのでしょう。

薪ストーブ店は設置した後の責任を負い、メンテナンスも請け負うので、安全策を取ります。一言で"雪割を付けて下さい"と言いますが、こちらの煙突部材の費用がUPするということです。

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こちらが破風板と屋根材が絡む部分。
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拡大するとこんな感じ。

下側にも屋根材が回り込んでいます。

水切り対策もこれで万全ですね。
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室内はというと、5/1の作業で変化していました。

内壁を造る所のログ壁と床に木枠が固定され、おおむね壁の位置が分かるようになりました。
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ログ壁の木枠を拡大すると、ビス止めする所に溝加工をしてから、ビス止めされていました。割れ防止のためでしょうか?

(※2020/5/20追記)

後から気付いたのですが、この縦の溝は普通にセトリング対策ですね。

ビス止めの位置も、縦溝の下の方になっています。ビスから上の方が長いのは、セトリング対策では大切だと思います。

それにしてもこんなに長い縦溝はいらないのではないかと思えますね。

(追記ここまで)
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また、薪ストーブ設置場所の上には、煙突を通す部分が加工されていました。
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拡大するとこんな感じ。
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また、5/1の作業で一番変わったのは、車庫北側の物置部分です。

おおむね外枠が出来てきています。
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ここは扉が収納スペースに干渉しないよう、引き戸になっています。(うちは室内も原則引き戸を心掛けて計画しています)
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物置の壁下部、基礎コンクリート周りを見ると、ログ壁の下と同じように基礎パッキンが挟まれていました。
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一番苦労されたであろう部分がココ。

ログ壁と物置壁の取り継ぎ部分です。

ノッチ(ログ材交差部)からログエンドが出ていて、かつ長さがバラバラなので、セトリング対策が必要です。

丸太が下がってくるので、特に丸太の下側をどうするかが大切になります。

画像を見ると、角材の壁下地が少し隙間を取っているのが分かります。
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窓枠もできていました。

これは物置内の北側窓となる部分です。

思ったよりも床から高い位置にあります。室内に合わせた高さですが、外は基礎と土台の分、室内よりも低いため、この窓もかなり高く感じます。

これは逆に、上の方を収納としてうまく活かすことができれば、収納量がかなり稼げそうです。
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こちらは物置内の西側窓になる部分です。

北側窓と高さ、大きさは同じです。

これら物置の窓は、C社が在庫しているカントリー調の面白い窓が入る予定。私もどんな窓が見てないのですが、それは見てからのお楽しみにします。

このログハウスとしては、外観はワイルド、内観は高級感を目指しています。外と中でガラっと雰囲気が変わることを意識しています。

それを聞いてC社の方に火が付いたようです。採算度外視で、勝手に面白いものを造りに暴走し始めました。採算度外視とは、値段が高くても造るということではなく、予算をプラスする事なくC社の方がやりたいから勝手に造り込む、ということです。よって、ココはある程度お任せすることにしました。

今までもC社の建築実例を見ていて、お任せする所を作った方が、面白い物が出来る事は分かっています。私の場合も、どこかお任せ部分を作りたかったのですが、今までは私の計画が先行していたので、ココでそれが出来て良かったです。

どうやら、物置の扉も面白い物を用意しているそう。

出来上がりは、私も含めて、お楽しみに〜。

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物置を二階から見下ろした部分も、物置天井の補強が入り、それらしくなってきました。
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また、二階部分としてはこちらにも注目。

薪ストーブ煙突ですが、屋根勾配天井の低い位置にくるので、二階スペースとして邪魔になることは無さそうです。
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二階部分に煙突トップが転がっていました。
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二階西側妻壁は、目立たない所ですが、柱下部が削られていました。
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拡大するとこちら。

内部に合わせて加工した跡が見て取れます。
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最後にこの日の二階ドーマーからの眺め。

春ですが、山は残雪が。

これも少雪だった今年は溶けるのが早そうです。

 

現場経過報告ブログは続きます。

 

 

 

カナダへ①

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画像は出発時に撮った成田空港からの滑走路の眺め。

 

2019/11/10〜15

カナダへ行って来ました。

 

目的は現地のログ材加工場を見に行くこと。

 

元々は国内加工を希望していましたが、その理由は国産材でログハウスを建てたいことと、加工場に行けばログ材の加工途中も見られるため。

その後のブログ"樹種の決定、無塗装について"でも書きましたが、樹種を国産材ヒノキから外国産材イエローシーダーに変更したため、加工もカナダでとなりました。

国内加工場と違って見に行くのに時間とお金がかかりますが、それでも一度は現地に行って加工の様子を見ておきたい。

そんな気持ちから、カナダ行きが決まりました。

過去にC社からもらった資料の中に、カナダ加工場を見学しに行った方の事が書いてあったので、希望すれば行けることは分かっていました。あとは家族の了承と仕事の調整の問題です。妻は妊娠中で、上の子たち2人もいますが、"行っといで"と。幸い職場も一週間の休み希望を快諾してくれ、晴れて実現しました。

ちなみに航空券代、現地での宿泊代・食事代・移動代(レンタカー代)などは全てC社持ちでした。

いちおうC社の中で基準があって、ある一定以上の金額を払っている施主にはカナダ行きの費用は出してくれるようです。自腹としては、成田空港までの交通代くらいだったでしょうか?

航空券、現地のホテルの手配も全てC社がやってくれました。

日程としては、

11/10

日本時間PM成田空港→現地時間AMバンクーバー国際空港、カナダ国内線に乗り換え、現地時間PMバンクーバー国際空港→PMケロウナ空港、空港前のホテルで宿泊

11/11

AMレンタカーでログ加工場へ(車で2時間弱のエンダビーという町、この日はカナダは祝日で加工はお休み)

PM宿泊するホテルがあるビッグホワイトスキー場へ(エンダビーから車で1時間くらい)

11/12

加工場で加工の様子を見学、ビッグホワイトスキー場のホテル泊

11/13

AM加工場見学、PMカナダ国内のログ物件見学、ケロウナ空港前のホテル泊

11/14

AMケロウナ空港→バンクーバー国際空港、国際線に乗り換え、PMバンクーバー国際空港→成田空港へ

11/15

日本時間PM成田空港着

 

という感じです。

C社の方とはケロウナ空港前のホテルで待ち合わせ!

英語に不安がありましたが、なんとか辿り着きました。

 

まずは成田空港へ。

これだけでも、かなりの移動距離、移動時間でした。

11/10朝9:30に家を出発、最寄駅から鈍行と特急を二本乗り継いで、14:30くらいだったでしょうか、ようやく成田空港に着きました。

国際線なので出発2時間前を目安に成田空港へ行きますが、18:30くらいの出発だったので充分でした。

鉄道での移動も結構楽しかったです。

それも、これからの旅への気分的な高揚感があるからでしょうか?

また、こんなに乗り継いで遠くに行く事はなかなか無いでしょう。特に地方に住んでいる場合は移動は原則車なので、電車に乗る機会自体が無いです。

残念だったのは、久しぶりに東京に行ったのに駅の乗り換えだけでスルーしてしまった事。どこかの駅で降りて、もう一つどこかへ寄れば良かったかな。

もう一つ記念として記しておきたいのが、出発当日は令和天皇の祝賀パレードの日。

台風被害が出たため予定を延期しての、この日となりました。道路は交通規制がありましたが、鉄道は影響無しでした。

ちなみにこの時の荷物はリュック一つにまとめました。気分はバックパッカーです。スーツケースは無くても充分、まだ帰りのお土産を入れるスペースも残っているくらいです。

また、お金は全てクレジットカード払いにしました。カナダドルは一度も触れていません。(ホテルのチップを忘れていたことに、今気付きました・・・)

さらに旅行の準備の一環として、現地エンダビーの天気予報も現地行きが決まってからは毎日見ていました。旅行中の現地での天気、用意する服の参考にもなります。また、加工しているログが気になり、天気を見ていろいろ想像していました。雨や雪や気温や湿度など・・・

空港に着いてからは少し時間があるので、日本食か日本ならではの物を食べておきたくなりました。前日の夜、家族で出発パーティーをして寿司を食べていたので、ラーメンにしました。日本っぽい醤油ラーメンの店を選びましたが、一杯1200円!くらいでした。普段なら食べない贅沢なラーメンでした。

あとはブラブラして過ごしました。何か買っておく物ないかな?と思って過ごしましたが、今思えば、カナダの方へ日本ならではの物をお土産に持っていけば良かったですね。その時お土産に日本酒も考えましたが重いし割れそうなのでやめてしまいました。誰に会うのか、何人分いるのかも分からなかったですし。

そうこうしているうちに出発時間です。

行きの飛行機の乗客は7割カナダの方かな?早くもアウェイ感が・・・

機内での飲み物も、ビールとリンゴジュースを飲みたいのですが頼む時に発音に不安が・・・フライトアテンダントが近づいてくる間に心の中で練習、ビア、アッポーで通じるかな?

久しぶりの機内食も二回しっかりいただきました。機内食って全然変わらないんですね。

エアカナダの飛行機では、各個人ごとにディスプレイがあり映画やドラマやアニメなどが見られましたが、私はずっとフライト情報を見ていました。

これは結構楽しめました。現在地、高度、外気温、予定到着時間、現地の天気などが次々と表示され、徐々に近づいているのが分かります。高度は1万メートル以上!外気温は-50℃!誰もそんな事は注目していないかもしれませんが。

陸地が見えてくると、なにか安心感を覚えます。人間はやはり地に足つけて生きている動物です。でも飛行機事故は離着陸時が多いっていうし・・・窓際の席でなかったので、滑走路が見えてきてもなかなか着陸しないなぁと思っているうちに、ゴトン、ゴー。無事着いたようで一安心、周りの方々は慣れているのか、既にゴソゴソ。降りる準備を始めています。

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カナダに降り立って、今まで乗っていた飛行機を撮影。

 

書き出すと、走馬灯のように次々といろいろな事が思い出され、意外と時間が経っても覚えているものだなぁと思いました。

読んでいる方はつまらないかもしれませんが、自身の記録も兼ねたブログなのでご容赦下さい。

 

カナダ行きのブログは続きます。